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ミカン女とメロン女

今、私が働いている職場で1番キャラが濃い総務の女性。

「いや~だ~、花甘露さんには負けるから~」などと、テンションの高い彼女。自称、「天然ハイ」(笑)。小悪魔女子です。

世の中には、当たり障りの無い会話しかしないタイプと、そうではないタイプの人がいますが、もちろん(笑)、彼女は後者の方です。

「あのね~、最近分かったの~」

「私、ずっと、高嶺の花を目指していたんだけど、それ、間違いね!」

「もっと早く気が付いていたら、私、今よりもずっと若くからモテモテだったと思うの~」

なんとも、屈託の無い様子の彼女。

そこで、私。

「そうだね!」

「特に、日本の男性は自信の無い人が多いから、目指すなら、メロン女じゃなくて、ミカン女だよね!」

「庶民的で、手の届きそうな女が1番いいんじゃないのかな?」

(私は、一体、何を言っているのか・・・?)

冒険的な会話をする彼女につられて、つい、訳の分からないことを言ってしまう私(笑)。

(ああ、自分は、潜在的にそんなことを考えていたのか・・・。)

この会話を横で聞いていたオジサン従業員。仏文科卒。苦笑いです。

気弱なそのオジサンは、きっと、ミカン女がお好みの様なのでした(笑)。

「これからは、ミカン女を目指すの!」と小悪魔女子。

(今よりモテて、どうするんだ?)

一見、ただのキャピキャピ女子の彼女なのでしたが、実際にお話をしてみると、色々と面白い発見があるのでした(笑)。

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