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庇護欲がやる気パワーに!

今日は、後輩と2人でお客さんの所を訪問しました。

訪問前に、ボスからもらった3千円で、昼食を取るのですが…。

普段はイヤな奴(ボス)が、ご飯代を出したことについて、後輩が吐き捨てる様にして言いました。

「ただの見栄ですよ、見栄!」

後輩は、昨年の9月に入社。

しばらくの間、分室勤務だった彼女がボスの本性を知ったのはごく最近です。

「あんな失礼な事を従業員に言うなんて、聞いていて、気分が悪くなります!」

ある日、パスワードを忘れて困っていたボスに、私がそれを教えたところ、彼が言いました。

「へえ~、あなたがそれを知っていたとはねー」

バカにした様に、鼻で笑うボス。

彼女が言っているのは、この事です。

「普通は、ありがとうと言うべきでしょう!」

「何ですか、あの態度は!」

「花甘露さん、あなた、優しすぎます!」

「大人の対応をされている様ですが…」

「もう、見ていられません!」

「今度から、ボスには、私からモノを言いますから、任せて下さいね!」

「花甘露さんは、あんな奴と関わって、嫌な思いをすることはありませんっ!」

(オー、なんて、頼もしい後輩かな…!)

ボスは、もともとこんな性格です。

怒ったところで、彼が変わる訳もありません。

「あー、未熟で可哀想な男なのね~」

これで、終わりです(笑)。

少し前までは、ボスにブラックユーモアで返していたのですのが、もう、アホらしくなって、相手にしないことにしたのでした。

(笑わせてあげるのも、勿体無いピョン!)

それにしても、大人しそうに見えた後輩の豹変ぶりには、ビックリです。

怒りに震えた彼女は、事務所に戻ると、ボスに電話をかけて、凄い勢いで話し始めました。

「○○の仕事のために、会議室(有料)を押さえて下さい。」

「お客様の強い要望ですからね!」

「ちゃんと、予算を付けて下さい!」

どうやら、後輩はマザー気質(笑)。

あどけない私の様相が、彼女の力を最大限に引き出しているではありませんか!

何はともあれ、彼女のやる気に火を付けた私。

それは、それで、私という人間に存在価値があったということで、良しとしましょう(笑)。

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