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摩訶不思議な人

今日は、叔母(父の姉)から、父宛に贈り物が届いていました。

中身は、大量の干物とカステラ。

父は、性別や年齢を問わず、あらゆる人達からモテまくる星の下に生まれました(笑)。

当の本人は、誰にもモノをねだったりしないのに、勝手に贈り物がやって来たりします。

ですから、父の考える「モテる男」の定義は、浮世離れしたものに…。

「お父さん、モテる男ってどんなん?」と尋ねてみたところ…。

「お金を払ってでも付き合いたい男のことたい!」

(なんだとー)

聞けば、父は若い頃、年上の女性達に、「お金払うから、付き合ってよ!」などと言われていたそうな…。

「なんで、付き合わなかったの?」と私。

「そんなことをしたら、堕落した人生を歩むことになるたい!」と父。

無欲が幸いしてか、道を踏み外さなかった父(笑)。

しかし、この無欲感が、更なるフアンを呼び寄せることに…。

「あの人は、人間が出来ている!」

(なにかの勘違いでは…)

欲しがらない、働きかけない、何もしない。

それでも、それなりの生活を手に入れている父。

(世の中は、不公平だ!)

得たいの知れないオーラを放つ父。

側に寄ると、トロ~ンと眠気が襲います。

(一体、何なんだ?)

父宛に荷物が届く度に、首を傾げずにはいられないのでした…。

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