初心者でも活用しやすいファンダメンタル手法
こんにちは、M です。
仮想通貨トレードにはテクニカル分析やファンダメンタル分析など手法がありますが、中々トレードに時間が割けない人やチャート分析が苦手な方がいると思います。
今回のnoteでは
・仮想通貨トレードはテクニカルよりファンダメンタル分析が得意
・チャート分析が得意ではない
・デイトレードやスイングトレードが苦手
という方を対象にファンダメンタルを軸とした仮想通貨投資を行う投資家向けに書いたレポートになります。
是非噛み砕いてお役に立てれば幸いです。
免責事項
本レポートは情報提供のみを目的としており、法律、税務、投資、財務、またはその他のアドバイスではありません。
本レポートを、有価証券(及びそれに準ずる仮想通貨・トークン)に関する助言または推奨として解釈すべきではありません。
本レポートの提供者は、 各投資家の適合性(投資目標、財務状況または特定の必要性)を考慮しておりません。
したがって、本レポートをもとに投資を行われる際には、各投資家が投資を行う前に各自の独立した金融、法律、税務等に関する専門家の助言を求めることをお勧めします。
投資家は、これらの金融商品(及びそれに準ずる仮想通貨 ・トークン)の中には価格変動に晒されるものがあることを十分認識する必要があります。
なお、本レポートに記載されている定量データが当該金融商品(及び それに準ずる仮想通貨・トークン)の元本や一定の利回りを保証やお約束をするものではありません。
また、状況次第では投資金額の一部を失う可能性があることにご留意ください。
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はじめに
あなたはファンダメンタルが強いプロジェクト(コイン)をどのように選別していますか?
ファンダメンタル投資というのはコイン(トークン)の発行元の財務状況やプロジェクト活動内容を参考にして行う分析投資です。
ファンダメンタルが強いプロジェクトは技術開発や市場定着・浸透に向けて活発ですのでファンダメンタルを重視している投資家から注目され価格に影響が出やすいものです。
裏を返せば技術開発や市場定着・浸透に向けてマーケティング等何も動きがないプロジェクトは、ファンダメンタルが弱い銘柄になりますので、時価総額・価格・出来高が少ないプロジェクトに陥ります。
したがってファンダメンタル手法は、プロジェクトの開発が止まっていないか、市場定着・浸透に向けて動いているのかを知る必要があります。
シンプルな流れとしては
① プロジェクトを知る
② プロジェクト活動内容は活発かリサーチ
③ ファンダメンタルが強く中長期に向けて価格が高騰していきやすいか
になりますがファンダメンタル分析は中長期の価格予想に向いている手法になります。
なので短期トレードに時間を割けなかったり、テクニカル分析が苦手な方も取り組みやすいと言えます。
ただ弱点があるので注意したいのですが
・何故価格が大暴落したのか分からない
・地合いが悪くなるようなニュースが出た時
です。
主に〇〇の国が仮想通貨を後ろ向きに捉える様なニュースや大規模なハッキング(今は昔より相場へのダメージは少なくなったように感じますが)など仮想通貨へダイレクトにダメージが伝わるニュースが発表されるとプロジェクトのファンダメンタルは弱くなります。
地合いが良いという条件が重なると含み益・収益が大きく跳ね上がる事にはなりますが、上記のようなことからファンダメンタル分析さえしておけば、必ず価格が高騰していくと思わない方が良く市場動向にも気を配っていく必要があります。
それらを踏まえてこちらのコンテンツを活用していただけたら幸いです。
それでは1つずつファンダメンタル分析をみていきましょう。
プロジェクトはアクティブなのか
序章で述べたように、プロジェクトは開発の進捗があるのか、市場定着・浸透に向けて動いているのかを知る事がファンダメンタルが強いプロジェクトの判断基準になりますが、プロジェクトはアクティブなのかを確認する方法は簡単です。
まず 1 つ目はプロジェクトの公式ウェブサイトへ訪問してロードマップを確認することです。
ロードマップがなかったり更新されていないプロジェクトは、プロジェクト活動がアクティブではない可能性があるので必見の要素になります。
プロジェクト活動がアクティブでないと新たな投資家がそのプロジェクトに投資する可能性は非常に低く時価総額も上がっていきません。
また 2 つ目は、GitHub を見て開発が本当に行われているか、進捗しているかを確認することも重要ポイントだと思います。
仮想通貨プロジェクトは開発に進捗があれば
・メインネットローンチ
・アップデート
・AMA
などプロジェクトをアクティブに努める開発やイベントを定期的に行っています。
なので上記のようなイベントを行っているか・行っていないかでファンダメンタルが強いのか・弱いのかを見極める事が可能です。
このように公式サイトでは、ロードマップや GitHub を確認することが出来ますので、公式サイトでは必ず目を通した方がいいでしょう。
また補足ですが、公式サイトのデザインに資金をつかっていないようなプロジェクトは、最初からプロジェクトに力を入れるつもりがない可能性もありますので、プロジェクトの玄関である公式サイトの雰囲気を感じていた方がいいですよ。
3つ目が SNS アカウントをフォロー・コミュニティに参加です。
プロジェクトは市場認知・定着のために SNS アカウントを運営しています。
プロジェクトの認知・市場定着を促進させるためにテレグラムやディスコードでコミュニティを運営しているなどアクティブに活動しているプロジェクトが9割ですから
・ SNS アカウントをフォローして発信される情報をキャッチする。
・コミュニティに参加して温度感を体感する
というのを私は徹底しています。
仮想通貨も人の手で開発されたプロジェクトですので、実際に運営状況など見に行けない場合は、目で見える感じることが出来るコミュニティの活発具合をキャッチしてみましょう。
この確認だけでも投資をするプロジェクト(銘柄)として相応しいのか選別する事が出来るようになります。
ファンダメンタルに影響が出るイベントを知る
プロジェクト(銘柄)の動きがあるものはどういったものなのかについてですが、アクティブな仮想通貨プロジェクトはイベントを定期的に行っています。
イベントについてはこちらを確認ください。
【仮想通貨プロジェクトのイベント】
・メインネットローンチ
・アップデート、アップグレード
・AMA
・エアドロップ
・バーン
・フォーク
・パートナーシップ
・ロードマップ 更新
・取引所上場(大手・取引所ランキング上位が望ましい)
このようなイベントを行うプロジェクトは、ファンダメンタルが強くなる要素になりますので定期的にチェックしてみてください。
イベントの探し方
続いてイベントの探し方になりますが、先ほどの章である“プロジェクトはアクティブか“でも触れたようにプロジェクトの各媒体で情報を取得出来ます。
【仮想通貨プロジェクトの媒体】
・テレグラム
・スラック
・ユーチューブ
・フェイスブック
・medium
など。
ファンダメンタル要素が強いイベントを探すのは、基本的に運営の情報をダイレクトに取得出来る SNS(コミュニティ)をフォロー・参加するのが望ましいですが、私がメインで使っているのは情報が早い Twitter、medium になります。
Twitterは世界中に利用者がいるのでプロジェクト側も率先してアナウンスや重要な事をツイートしています。
また Twitter ではプロジェクト(銘柄)について、ツイートしているユーザーも沢山いることから、そのようなユーザーのツイートでもイベントやファンダメンタルに影響が出る情報を知る事が出来ます。
Twitter の検索欄にて、 $銘柄名(英語表記) #プロジェクト名(英語表記)と入力して検索する事で世界中のユーザーのツイートを確認出来ます。
様々なユーザーやインフルエンサーのツイートを参考にファンダメンタルに影響が出る情報も取得出来るので是非活用してみてください。
イベントがもたらす価格影響について
イベント情報は公式プロジェクトから発表されてコイン(トークン)の価格に影響をもたらすのが一般的です。(漏れて SNS のユーザーがツイートして拡散されるケースもありますが)
すなわちファンダメンタルを分析している投資家は、イベントの内容を元にコイン(トークン)を取引している可能性が高いといえます。
価格が高騰するポイントは
・イベント(プロジェクトアップデート)がアナウンスされた時
・イベント開催以前(近づくにつれてコイン(トークン) の価格は上昇していく傾向)
です。
つまり、プロジェクトがこのイベント(プロジェクトアップデート)を〇月〇日にやるよ!というアナウンスの期待上げや徐々に開催日まで日が近づく期待感によって価格・出来高に影響が出てきます。
ですから自分が注目しているプロジェクト(銘柄)の情報は、すぐとれる状態にしといた方がキャピタルゲインを狙えますし、立ち回り良く投資管理がしやすくなります。
おさらいになりますが、仮想通貨プロジェクトのイベントは下記を確り把握しておくことです。
・いつ行われるのか
・どのような内容なのか
・市場価格に影響をもたらすファンダメンタルになりそうか
早めにイベントを知りファンダメンタル分析をしておくことで価格上昇の波に乗れる事が出来ます。
イベントカレンダーcoin market cal を活用
ここからは少し情報サイトを使った具体的な内容になります。
知っている方や使っている方も多いと思いますが、coin market cal はイベントカレンダーサイトでかなり使い勝手がいいです。
coin market cal のサイトはこのような特徴があります。
・ハイライトが掲載されている
・過去のイベント〜今後のイベントを閲覧可能
・各カテゴリー別で検索できる
・300 種のコイン(トークン)イベントをリサーチ可能
・コイン(トークン)の概要が分かる
・イベントアイコンが付属しているチャート機能付き
・投票機能付き
また仮想通貨プロジェクトのイベントで挙げましたこちらのカテゴリー別も
coin market cal で確認出来ます。
・メインネットローンチ
・アップデート、アップグレード
・AMA
・エアドロップ
・バーン
・フォーク
・パートナーシップ
・ロードマップ 更新
・取引所上場(大手・取引所ランキング上位が望ましい)
これらを確認してイベントのあるプロジェクトをリサーチすることでファンダメンタル分析に割く時間を削減できるようになります。
次の章では、coin market calにある機能にあるハイライトを例に挙げて、プロジェクトを選定しファンダメンタル分析を紐解いていこうと思います。
ハイライトからリサーチ
ハイライトは、ユーザーが注目しているイベントが取り上げられて公開されています。PV(視聴)数、投票数、ソースの信頼性を%で公開されていますが、ここから読み取れるのはイベントの信憑性や期待値が反映されています。
ハイライトに挙がってくるイベントは、注目されていることになるので市場需要が強く価格にも影響が出る傾向があります。
今回は一つ例を挙げてみてみましょう。
まず一例として uniswap(uni)のイベントがアナウンスされてからファンダメンタルにどのような影響があったのかを見ていきたいと思います。
【プロジェクトイベントカテゴリー:アップグレード】
例:UNISWAP V3のリリース
こちらは 2021 年 3 月 24 日に uniswap 公式が Twitter にて Uniswap v3 の詳細をアナウンスして概要公開されたイベントになります。
https://uniswap.org/blog/uniswap-v3/
V3 のリリースの内容は割愛させていただきますが、自動マーケットメイカー
である分散型取引所の uniswap が V3で進化するよという内容です
UNISWAP は AMM DEX ですが、中央集権取引所の coinbase の取引量を上回
るなど、快挙を成し遂げた分散型取引所なので多くの方が待ち侘びたニュースだったと思います。
このリリースの詳細には、予め 5 月 5 日に下記を立ち上げるとアナウンスされていますが、イベント内容を公開してからリリースまで市場価格はどのような影響があったのかみていきましょう。
3 月 24 日付けの CMC(コインマーケットキャップ)価格と出来高です。
リリース日である2021年 5 月 5 日の価格と出来高です。
【価格と出来高推移(アナウンスの 3 月24日〜リリース日の 5 月5日)】
価格的は 30$☞43$
出来高は$1,728,259,558☞$1,677,369,873
出来高は減少していますが価格は 43$ですので、アナウンス日よりも 40%ほど価格が高騰している事が分かります。
このようにイベントカテゴリーを活用しファンダメンタルの分析を行う事で収益を上げていく事が出来ます。
続いての例は DOCK でみていきます。
【プロジェクトイベントカテゴリー:メインネットローンチ】
例:DOCK(DOCK)
こちらの情報は coin market cal に 2020 年 12 月に掲載されたイベントカレンダーになりますが、POS メインネットローンチが 2021 年第2四半期(6 月30日以前)に予定されているということでハイライトに挙がっていました。
ソースを確認すると 2021 年 Q2 に POS mainnet launch を行うとロードマップが公開されています。
それではイベントのニュースが公開されてからどのような価格推移になっているか CMC で確認しましょう。
こちらは 12 月 7 日に公式からニュースが出て、coin market cal には 12 月 11日に掲載されているイベントになります。
イベントが約半年後に予定されていることからコチラのイベントがアナウンスされてから大した価格変動はありませんが、チャート上からもジワジワと価格が高騰しているのが分かると思います。
また CMC の出来高・時価総額・価格推移のデータの履歴を辿ると分かるのですが、データ上でも出来高・時価総額・価格が上昇していることが分かります。
https://coinmarketcap.com/ja/currencies/dock/historical-data/
このように大きなイベントが予定されているとそのイベント開催される日まで出来高・時価総額・価格に影響が出てきます。
DOCK に関しては時間軸が長いファンダメンタルになりますが、短期トレードが苦手な方や仮想通貨投資に時間を充てられない方でも取り組める手法を再現出来ていると思います。
このようなイベント内容を軸にしてファンダメンタル投資をする手法ですが、そのイベントが開催される数日前や開催後は“噂で買い事実で売る”という言葉がある通り、やや価格が下落しやすい傾向がありますので、利確ポイントは確り考えて立ち回っていきたいです。
ただこの立ち回り方が一概にベターではあるとは言い切れないパターンも当然ありますのでそちらも解説します。
引き続き DOCK で解説しますが、例えば DOCK のイベントはPOS のメインネットローンチだけではなく、以下のようなイベントも控えていますのでこれらも加味して判断していくことできます。
したがってファンダメンタルが強くなるイベントがあるイベント後にも他のイベントが開催する予定になっていないかも確認した方がいいでしょう。
それだけで利確ポイントをずらしたり長期投資を継続するなど選択肢を増やせる事が出来ます。
特にメインネットローンチ・アップグレードなどプロジェクトの開発状況に進展があるイベント内容であれば、プロジェクト同士のパートナーシップ発表が行われたり、メインネットローンチ・アップグレードをすることで、取引所の上場審査基準をクリアすることになり大手取引所へ上場するといったファンダメンタルにも繋がるプロジェクトを見てきました。
なので仮想通貨のイベントカテゴリーは
・メインネットローンチ
・アップデート、アップグレード
・AMA
・エアドロップ
・バーン
・フォーク
・パートナーシップ
・ロードマップ
・取引所上場
などのファンダメンタルに影響を与えるイベントが沢山ありますが、イベントカテゴリーによってどのような値動きになるか観察してみるのも良いと思います。
ちなみに私が上記のイベントカテゴリーでベスト5位までランキング付けするのであれば、
1位:メインネットローンチ
2位:アップデート・アップグレード
3位:大手取引所上場(大手)
4位:barn
5位:エアドロ
です。
1 位に挙げたメインネットローンチは、プロジェクトの開発が関わる革新的なイベントになります。
メインネットがローンチすることでプロジェクトの1章が始まったといっても過言ではないからです。
メインネットローンチによる投資家の利確によって一時的に価格が下がるかもしれませんが、プロジェクトの開発・進捗としては+の要素が強いので今後の価格・時価総額・出来高に影響が出てきます。
なので立ち回り方にもよりますが、メインネットローンチを行ったプロジェクトの進捗をリサーチしてポジションをとっていくという分析も負けない投資手法になると私は思います。
最後に
初心者が活用しやすいファンダメンタル手法を解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
今回はファンダメンタル分析で行うプロジェクトの活動内容をリサーチしようということで、プロジェクトはアクティブか、イベントを確認しましょうということを解説してきました。
またファンダメンタル分析がやり易くなる、イベントの取捨選択、判断材料で活用できる情報サイトの coin market cal を紹介し、ファンダメンタル分析について触れてきました。
ファンダメンタル投資の手法は記事でも述べたように、中長期で投資を行いたい方に向いていると存じますし、リサーチやトレードに時間が割けない方も安心して取り組めると思います。
またファンダメンタル分析を通じて投資をしているプロジェクトを理解する事にも繋がりますし、数を重ねる事で他のプロジェクトのリサーチをした際にもどのような分析を行う事が自分に合っているかなどパターンも考えられるようになってくると思います。
このような分析やリサーチ力の向上にもなることなので一石二鳥であること間違いなしです。
貫くところファンダメンタル分析の可能性は無限大ですし、本レポート以上に追究出来ることはまだまだあります。
今回はやや手短な内容ではありますが、初心者様に活用しやすくファンダメンタル分析をしていこうというお役に立てれば幸いです。
ありがとうございました。
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