Polkadotへの架け橋であるPolkaswapでPSWAP報酬を獲得。使い方を解説
こんにちは、Mです。
今回は、仮想通貨の時価総額ランキングで10位内にランクインしているPolkadot及びPolkadot ecosystemと相互運用を可能とするPolkaswapについて解説したいと思います。
Polkadotは、ほとんどの方がご存知だと思いますので、今回の記事では深く解説しませんが、Polkadot はWeb3 Foundation(ブロックチェーン財団)の最初のプロダクトになります。
Polkadotの開発は、イーサリアムの共同創業者の元 CTOであるGavin Wood
が代表で開発とプロジェクト展開が行われており、世界の投資家から人気があります。
特徴としてはマルチチェーンであることから他のblockChainと接続する事が出来る利便性があるので、簡単に資産の移動を行う事が出来るようになります。
また最近KUSAMAプロジェクトでも話題となっている新興トークンが付与されるパラチェーンオファリングがあることからPolkadot ecosystemの経済圏が今後拡大していくことも予想されています。
そのような相互運用性をもつPolkadot・Polkadot ecosystemの架け橋となる非中央集権で資産の即時交換を行えるAMM DEXがPolkaswapです。
Polkaswapの開発元は?
まず初めにPolkaswapのプロジェクトチームはSORA Networkを構築しているソラミツが開発及び展開をしています。
ソラミツはカンボジアのCBDCを開発しており、実際にデジタル通貨として運用まで成し遂げるなど、技術面において多くの功績を残している日本のブロックチェーン企業です。
ソラミツは多くのプロダクトをローンチしていますが、その中核となるビジョンは中央銀行の概念を分散化する新しい経済システムという今までにないエコノミーを構築しようとしています。
中央銀行を分散化というと既存の概念をひっくり返した考え方でありますから壮大なスケールを感じますよね。
SORA(XOR)が市場にローンチされていた当初からソラミツを追っていましたが、日本発のデジタル通貨である会津市の白虎/Byaccoを運用するなど、今まで構築しているプロダクトは国家的で国に貢献していることから本気であることは間違いないのでしょう。笑
日本のブロックチェーン企業でもありますから個人的に今後も目が離せないプロジェクトとなっています。
Polkaswapとは
DEXのセキュリティと利便性を備えた独自のAggregate Liquidity Technology(ALT)を通じて、無限の流動性を備えたPolkadot ecosystem向けに独自に設計された非保管流動性アグリゲータークロスチェーンAMM DEX
出典:https://medium.com/polkaswap
DEXは2021年ではもはや当たり前のようにユーザーが使用していますね。
こちらのPolkaswapの記事が出た当初は、UNISWAPが従来のDEXよりも使いやすいapplication、UIであることからUNISWAPを使い始めた方が多くいらっしゃったのではと思います。
近年でもUNISWAPはイーサリアムベースのDEXで最も選ばれるDEXとなっていますが、ETHガス手数料の高さから使うのを懸念されている方も多いのが事実で、今では安い手数料でBEP20規格を取引出来るバイナンススマートチェーンのパンケーキスワップなど多くのプロジェクトが立ち上げられていますね。
そのようなDEX界隈ですが、上記の記事で執筆されているようにCEX(中央集権取引所)より需要が出てきているのはほぼ間違いないと言えます。
ではPolkaswapはどのような機能をもつのかシンプルな要点ですが
・Polkadot ecosystemをメインにERC20やPolkadot に接続できるペアと交換可能
・Substrateを使用するコアインフラストラクチャであることからSORA Networkを使用することでガス料金を引き下げる事が出来る
・Ethereum Networkよりパフォーマンスの高いSubstrateを使用する事でトランザクションのタイムラグを削減しスワップ速度を向上
このような機能を実装させていくことからCEXに近い感覚で仮想通貨取引を行えるように開発しているとのことです。
実際にプロダクトを触ってみましたが、取引出来るペアはまだ少ないもののスワップでは即時交換の感覚で行えましたし、手数料も少額でスワップを行えています。
最近では早くもFTXの取引所トークンであるFTTもペアに加わるなど斬新なAMM DEXになる未来がみえますね。
UNISWAPやパンケーキスワップに比べてまだこれからのAMM DEXですがpolkadotの今後を含めて楽しみなプロジェクトです。
PolkaswapのトークンはPSWAPで、Polkaswap で流動性プロバイダーに報酬を与えるために使用されるトークンです。
Polkaswapの操作方法について
こちらではPolkaswapを実際に操作してみたので使い方について解説していきますが、私も手探りでプロダクトを触ってみた身なので操作される際は必ずご自身の判断と責任で行ってみてください。
不安な方はポルカスワップに関するよくある質問が公開されていいますので熟読してから行ってみる事をオススメします。
では進めて
必要なツールとして
・metamask
二つのwalletが必要になってきます。
polkadot.jsの登録(アカウント)作成方法についてはnoteで解説しますがmetamaskについてはCoincheckさんが記事を書いていましたので参考にしてみてください。
☞ MetaMask(メタマスク)とは?使い方やトークンの入金・送金方法を28枚の画像で解説
polkadot.jsの登録(アカウント)作成方法
Polkaswapを操作するためにpolkadot.jsのウォレットを作成する必要があります。
少し不慣れな点があると思いますが、polkadot.jsはpolkadotの公式walletですからこれを機会にUIを触ってみましょう。
先ずはコチラのウォレットへリンクします。
公式サイトへとびますとこのような画面になると思います。
最初はアカウントをもっていないと思いますので【アカウントを追加する】をクリックします。
あなただけのシードフレーズが表示されるので赤枠の部分の英数字を第三者が見えない・覚えれないように保管しましょう。
※注意書きとして保管はデバイズ以外がオススメと記載があります。
アカウント名・パスワード作成の段階に入りますので、アカウント名とパスワードを入力して【次】をクリックします。
続いてバックアップファイルを取得出来るようになるので【保存する】をクリックします。
バックアップファイルがダウンロードされます。
アカウント復元時に必要になるので忘れず保管しておきましょう。
これでアカウントを作成することが出来ました。
【JSONを復元する】では、復元ファイルさえあればアカウントを復帰できるので必ず控えておいてください。
polkaswapは、polkadot.jsの拡張機能をつかって連携していくのでGoogle chromeの拡張機能にpolkadot.jsを追加しましょう。
拡張機能のpolkadot.jsでこのようにアカウント表示を確認出来ればOKです。
以上でアカウント登録の操作方法は完了です。
bridge機能
こちらでは、イーサリアム上で稼働しているXOR(ERC20)をXOR(mainnet)規格へ変更する方法です。
metamaskと連動することになりますのでXOR(ERC20)を保管しているmetamaskを用意しておきましょう。
まず【アカウントを接続】をクリックします。
metamaskが表示されますのでパスワードを入力して【ロック解除】をクリックします。
メタマスクと連動出来ますとイーサリアムメインネットに保管しているXOR(ERC20)が反映されるようになるので、イーサリアムメインネットを上段にして【トークンを選択】をクリックします。
今回は、XOR(ERC20)0.4669192の枚数をXOR(mainnet)にブリッジしてみましょう。
上段がソラメインネット 下段がイーサリアムメインネットとなっていますが表示の不具合ですので、気にせずに【トークンを選択】をクリックします。
0.4669192枚数のXOR(ERC20)をXOR(mainnet)にブリッジし、手数料として0.0006762ETH消費しますよという表示が出ています。
確認をクリックします。
ガス代として5$かかりますよという表示ですね。確認をクリックします。
トランザクションハッシュが生成されていきます。
・1段目にイーサリアムメインネット取引
・2段目にSORAメインネット取引
にチェックつくようになっています。
ブリッジ完了までに数十分かかりますが、そのままで待機しておくと2つのトランザクションを確認して完了したよと反映されます。
以上がXOR(ERC20)をXOR(mainnet)規格へ変更するbridgeの手順になります。
SWAP機能
polkaswapにリストされているトークンペアと交換が出来ます。
試しにVALと交換をしてみたので手順を解説します。
【トークンを選択】をクリックします。
虫眼鏡🔍でVALと入力します。
銘柄名(VAL)、アセットIDが表示されるのでクリックします。
XOR/VALペアで半分ほどをスワップしてみます。
確認をクリックします。
polkadot.jsの拡張機能が表示されますのでパスワードを入力して【取引に署名する】をクリックします。
スワップは即時に完了します。
スワップ画面でも枚数が変化したのが分かります。
またアカウントの資産画面でXOR/VALのswapが出来たことをアカウントでも確認出来ます。
スワップの手順は以上です。
POOL機能
POOLではpolkaswapのファーミングを行えます。
polkaswapに流動性を追加するユーザーにインセンティブを提供する仕組みとなっており、全てのトークンペアでインセンティブが発生するとのことです。
流動性提供によって得られるPSWAPですが、polkaswapの基軸通貨であるXORを流動性のプールへ最低1XOR入れる必要があります。
POLKASWAP戦略的インセンティブプログラムは下記がポイントになりますね。
・約4年間行われる
・1日250万pswapが報酬(吐き出し)
・4年間で計35億(全体の35%)供給される
・流動性提供の時間が長ければ長いほど貰える量が相対的に増える
下記のペアで流動性を提供すると2倍の報酬が得られると公式mediumでアナウンスされています。
XOR-VAL
XOR-PSWAP
XOR-ETH
XOR-DAI
polkaswapの流動性提供で報酬(PSWAP)を受け取れますが、現在のUIでは報酬(PSWAP)がどれほどなのか確認がとれませんし、polkaswapからでは報酬(PSWAP)を引き出すことが出来ません。(21.6/6)
6月中にはpolkaswapでリワードの状況が確認出来るとのことですが、現在1XORの流動性提供に対するリワードの推定利回りを可視化出来るサイトがありましたのでシェアします。
こちらのpswap.infoで確認しましたところ下記の報酬及び推定利回りが予想されています。
2倍の報酬が得られるXOR/PSWAP・VAL・ETH・DAIでは
POOLに提供する最低 1 XOR =約19.36PSWAP/day APR:232.60%
それ以外の流動性提供であれば
POOLに提供する最低 1 XOR =約9.68PSWAP/day APR:116.30%
と算出されています(21.6/6日現在)
ファーミングの仕組み上推定利回りは変動するので、気になった時はコチラのサイトで確認してみるといいと思います。
先ほどスワップしたXORとVALをPOOLに提供していきますが、既にXOR-VALのPOOLへ流動性提供していますので、追加というカタチで操作手順を解説していきます。
XOR-VALをクリックします。
【流動性を追加】をクリックします。
流動性を追加で提供したい分の枚数を入力して【トークンを選択】をクリックし【確認】をクリックします。
polkadot.jsの拡張機能が表示されてパスワードが求められるので、パスワードを入力して取引に署名をクリックします。
流動性提供しているペア欄でどの銘柄をどれほどの枚数をプールしているのか確認出来ますので実践してみましたら確認してみてください。
最後に
資料を見ずに手探りでpolkaswapを触ってみたので至らない点もあると思いますが、今回のnoteがお役に立てれば幸いです。
polkaswapの今後の進捗はTwitterアカウントで公式の情報を素早く受け取れるのでフォローをオススメしてます。
ここまで読んでいただきありがとうございました^^
ps.主に仮想通貨の情報を発信しているTwitterをしてます。
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