見出し画像

#13 NIGHT DUB



制作は変わらずにいいテンポで進んでいった。
レコーディングもスムーズ。
いよいよあと一曲あれば、、という時に




「シバキちゃんに頼んでみよっか!?」

と言われて
かなり食い気味にYESと答えた。





DJ Blackoly はPurepleasure!で共演の機会もあったし、とにかくいいアーティストなのは周知の事実で
こういったMCWのコネクションは本当に頼もしい。



サンプルで送られてきたビートを聴いて尻尾をバタバタに振った。





「FOGGYのことを歌おうか。」





過去に描いたリリックでも、パーティや自分たちの音楽を関連づけるニュアンスでも
"FOGGY"という言葉は幾度となく使わせてもらったけど

やはりMCWと歌う"FOGGY"は
遂にここまで来たかー!という感慨深い気持ちだった。



もちろん、初めての共作となった
「Bajin side kick men」でも歌っているんだけど、それよりも直接的に表現することになった。



俺は
#1 から描いてきたこと
FOGGY初潜入の時に見た当時の内装や、
背中を伸ばしてくれたトイレの鏡(今は階段に置いてありますね)
ドリンクチケットのピンバッチ〜Fullmemberの背中、そしてもちろん
 Purepleasure!のことも
もうほとんど、ストレートに、
歌った。



ラフミックスに合わせて
ビートをエディットしてもらうと
ラップも音もどんどん伸びていって
ものすごく"心地いい温度"の名曲が誕生した。



ビデオでは我々のリリースパーティの様子を切り取ってあり、
そこに映る光景を見返してみれば
いつか見た"FOGGY"が映っている。

youtubeリンク

FOGGYにいる人は、いつも満足そうな顔をしていて、そんな人達に囲まれている時間が幸せだ。

 Purepleasure!の歴史は色んな先輩から聞いてきたし、昔居た人からは「変わった」と言われることもある。

けど俺はこのパーティで出逢った人から教わったユーモア溢れる発想や

「えっ!?Gangerがプュアプレに出る!?」

早いんじゃねーの?
と言いながらも、初ライブから今も応援に来てくれる先輩達を誇りに思うし

ここで流れる空間を、変わらずにキープしていきたい。



俺は人魚の絵を見にした 
つく ため息すらも泳ぎ出した
溶ける蝋燭の海 息がつづくよう
強く握りしめた ピンバッチ
軋む板が跳ね返す SLOW JAM
その気にさせてく メリーゴーランド
鏡の中の君は王冠をかぶり
このバースに巻き戻した
折り返した8mile 追う背はチェインギャング
ここローカル TOKIO 西風の跡
だだ漏れのベースが街を這い
Purepleasure!が歌い出す
過去と今を紡ぐ週末
繰り返したものを返す瞬間
溶ける蝋燭の海 息が続くよう
強く握りしめたピンバッチ

夜の帳の中 探したまどろみの朝
風の跡 流すLAST SONG
ほのかに淡い色のミラーボール
夜の帳の中 探したまどろみの朝
風の跡 流すLAST SONG
いつもより濃い色のミラーボール


LaLapaloozas 1st EP
「musica del oeste」が完成した。

配信中!CD発売中!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?