#12 LaLapalooza
このnote上では、野獣やら気持ち悪いだの散々な描かれ方をしてきたが、
今回発表した作品は全てMCWが制作の指揮をとってくれた。
前回描いたようにJUCOさんからサポートを全面に受けながらも
以前Fullmemberと共演があったという"NaBTok"さんもビートを提供してくれることになった。
「 直球だけどLaLapaloozaってタイトルはどーかな?」
『あーですよね!そうしましょう!』
みたいな感じで、またもやすんなり決まった。
曲のテーマを決める時も、着地点を漠然とさせつつ、実はしっかり決めているような制作スタイルで
一種の信用みたいなのがあるから非常にスムーズだった。
地底から漏れてきたようなベーストラックに、煽り立てるようなハットのバランスは
絶妙に興奮させてくれて
とにかくカッコ良い!
LaLapaloozasでの制作期間中も、Gangerの将軍とは会っていたので
ビートを聴かせてみると
「いいなぁ!!めっちゃカッケェぇえ!俺も歌いてぇえ!!」
と好反応だったのと、
ラフミックスの段階で曲を共有すると
次にあった時にはMCWのバースをMCWに少し寄せて口ずさんでいた。
けど声質に癖がありすぎて全然似てなくて、やっぱり将軍のそんなところが好きだ。
将軍も率先的にモノマネをするタイプの人間だが、
国分寺で飲み歩いてるオッサンの真似がめちゃくちゃ上手いけど、他はもう将軍になってしまうので
やっぱり将軍のそんなところが好きだ。
口ずさみたくなる気持ちもよくわかる。くらいMCWのラップはストレートで気持ちがいい。
俺も違うスタイルでラップを乗せていたので、
さぁできました!とお互いのラップのお披露目の時点で、文句なしのバランス。
こんなタッグチームがプロレス会場に現れたら、メキシコの少年は俺たちのレプリカマスクを欲しがるだろう。
みたいな面白さがあるレコーディングだった。
バースとフックのレコーディングが終わったので、
コーラスのレコーディングに取り掛かる。
なかなかイメージ通りにいかずに苦戦が続いたが、なんとかゴールを見つけることができ
「いまのどうでしたか!?」とレコーディングブースからマイク越しに話すと
「いい感じだったよ🍵」
とブルペンにいなかったはずの五十嵐さんの声だ。
もしかしたらブルペンに生き霊としてまとわりつく五十嵐さんが、MCWを通して俺に語りかけているのか?
フルメンバースピリチュアルコミュニケーション!
もちろん、レコーディングブースを出ると、飾り気のない笑顔の五十嵐さんがいた。
MCWがパーソナリティを務めるラジオ番組「今夜もフルメンバー」用のCMを録りにきていた。
俺は終電の時間も近かったので、すぐにブルペンを後にしたが
帰りの電車で
「五十嵐さんに一瞬会ったら今日1日が五十嵐色に染まりました」みたいなことをツイートしたら、FOGGY関係者から沢山いいね!が来た気がする。
やっぱり、五十嵐さんは人気者だ。
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