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千葉県白井市、市民協働投稿サービス「My City Report for citizens」の運用を開始。 市が管理する道路や公園の異常を24時間スマホアプリから受付

情報伝達の円滑化を狙い
千葉県内で3番目の導入

2023年10月11日

千葉県白井市(市長:笠井 喜久雄、以下 白井市)は、「My City Reportコンソーシアム」が展開するサービス「My City Re port for citizens(以下、白井市愛称「マイレポ」)」を導入し、2023年9月1日から運用 を開始しました。

◼︎ 白井市のインフラ管理等の現状と導入の狙い

従来白井市では、市民の皆さんから道路の異常や公園施設の破損などを通報いただく場合、 直接の来庁や、電話、メールといった手段が主な情報提供経路となっていました。通報いただいた情報をもとに、まずは職員の方が現場確認を行った後、処置の必要性の判断や、必要に応じ補修対応や応急措置を行っています。

しかし実際には、寄せられた情報をもとに現地調査を行った結果、管理している市道以外の 情報であることが判明する等のケースもあり、白井市にとって業務の効率化が課題となって いました。

このような課題を持つ現場においても作業効率を向上させ、限られた人員であっても市全体のインフラ維持管理を効率的かつ持続的におこなう必要があると判断し、マイレポを導入し ました。

◼︎ マイレポ導入で期待する効果

従来の通報・問合せ経路の中でも電話やメールなどの場合は、対面での情報やりとりができ る来庁時と比較して、通報したい箇所の「位置情報」「損傷の状態」等の情報が正確に受け 取れないケースも発生していました。新たにマイレポを導入したことで、現状の経路からの 問い合わせ数の減少、また通報情報の正確性の向上を期待しています。

今後は、下記の様なまちの困りごとについて、スマートフォンアプリを通じて24時間いつでも市民の皆さんから通報いただけるようになりました。

  • 市が管理する

    • 道路の異常(穴・段差、倒木、側溝の蓋の破損など)

    • 交通安全施設の異常(ガードレールやカーブミラーの破損など)

    • 公園施設の異常(遊具やベンチの破損など)

写真と位置情報が同時に収集できることで、職員の現地確認の手間が大幅に軽減されることを見込んでいます。 また、市民がまちづくりに参加するきっかけとしても活用していきたいと考えています。

◼︎ My City Report(以下、MCR)とは

My City Report は、情報通信研究機構(NICT)ソーシャル・ビッグデータ利活用・基盤技術の研究開発による委託研究『現場の知、市民の知を有機的に組み込んだ次世代型市民協働 プラットフォームの開発』(2016年度~2018年度:178D02)による成果です。事務局と自治 体でMy City Reportを共同運営するためにコンソーシアムを設立し、全国の地方自治体への展開を目指しています。現在My City Reportでは、市民協働投稿サービスの「MCR」、道路の損傷を自動検知する「RoadManager損傷検知」、スマートフォンを用いて簡易的な路面性 状評価を行う「RoadManager 路面評価」の3つのサービスを展開しています。

その中の1つである市民協働投稿サービス「MCR」では、専用のスマートフォンアプリを通じて、市民は自治体に写真や位置情報、コメント付きで情報を提供することができます。また自治体は、アプリのみならず電話やメールで提供された情報や自治体職員自ら見つけた 地域の情報を、投稿管理画面を用いて一元管理することができます。

2023年9月現在、全国の28自治体で導入されており、この他にも来年度からの本格運用を見据えた試験利用をスタートした自治体が多数あります。

◼︎ My City Report for citizens、My City Report コンソーシアムに関するお問合せ先

My City Report コンソーシアム事務局 mcr-info@aigid.jp