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心温まる出来事

定期巡回つどい幸手中央
グループホームつどい幸手小島家


とても暑かった日の出来事です。
施設敷地内の自動販売機でスタッフがお茶を買っていたとき、
道路から施設とスタッフを見つめるひとりのご年配のご婦人に出会いました。

疲れきったご様子のご婦人から、突然声をかけられました。
とても暑い日だったので、マスク越しに弱々しい声で
「良かったぁ。建物にグループホームって書いてあったから。
 疲れちゃって歩けそうもないので、駅までタクシーを呼んでくれますか?」と。

まずは涼しい施設内にお連れし、イスに座っていただきお話を伺うと…

東京にお住まいのご婦人は、ご主人と一緒にお墓参りのために幸手まで来られたのですが、途中でご主人とはぐれてしまったようでした。

ご婦人の携帯に着信はあるものの、上手に受信できず切れてしまいます。
携帯を見せていただくと、
ご主人から多数の着信履歴がありました。
そんな中、再び着信があったため、同意を得て代わりにお話しすることに。

幸い、ご主人は近くを歩いていらっしゃることがわかりました。
施設内で休まれていることを伝え、安心していただくと同時に、急いで道路にでて、携帯で道案内をしながらお待ちしました。

まもなくご主人らしき方を発見!

通話しながら、手を大きく振り「手を振っているのが見えますか?」とお伝えすると、安心したご様子のご主人が確認でき、ホッとしました。
ようやく合流できたお二人は、無事にタクシーに乗ってお帰りになりました。
ホッと胸を撫で下ろす、心温まる出来事でした。

と同時に、
施設を見て、スタッフを見て、「良かったぁ…」と声をかけてくださったことに、ジワジワと嬉しさが込み上げてきました。

私たちは地域の皆様に頼れる介護施設としての役割を果たせているだろうか…と、振り返り、これからも安心につながる施設であり続けようと、改めて意識した出来事でもありました。

お二人に感謝です。

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