クウェート航空客室乗務員の1か月のスケジュールとお給料。

2023年9月1日 11:55

はじめまして。

このたびクウェート航空客室乗務員の日本採用第一期生として採用していただき、その後現地に渡航したmizuhoと申します。

Twitter(現X)ではもともとCA受験アカウントとして活動していましたが、受験を続ける中で運良くクウェート航空にご縁をいただくことができました。
中東系航空会社のCAになりたかったので、迷うことなくオファーレターにサインをした日を今でも鮮明に覚えています。

はじめての日本人採用、なかなか情報がない労働環境、日本から遠く離れた中東の厳しいイスラムの戒律が生活に根付くクウェート…現地の生活が気になる方や中東のCAを目指す方、もしかしたら今後あるかもしれないクウェート航空CAの採用を目指す方、そんな方々のなにかの助けになれたら嬉しいなとおもい実名と顔をSNSで公開してクウェート航空CAとしてのライフスタイルをありのままにお伝えしていくことにしました。

この記事がなにかのご参考になれば幸いです。

さて今回はきっと皆さんが一番気になっているであろうクウェート航空CAの1か月のフライトスケジュールとお給料を赤裸々に公開させていただこうとおもいます。

（なお給与面に関しては会社内の詳細情報が含まれているので有料記事にて公開させていただきます。あしからずご了承くださいませ）

2月に渡航し、断食のラマダン月とそれに付随する10日間のイードホリデー、またナショナルホリデーなどの祝日で訓練が終了してラインアウト（客室乗務員として独り立ちすること）するまでにほかの航空会社と比べると長く時間がかかったかなとおもいます。

また5月・6月はまだまだトレーナー付きのフライトでしたのでラインアウト後のフルロスターを共有させていただきますね。

【2023年7月】

この月のフライトアワートータルは

合計81時間46分

でした。

チェックマーク✔がついているところは外地で過ごしたレイオーバーです。レイオーバーの際は会社からミールアローアンスが支給されます。

この月のレイオーバーはパリ、マニラ、ダッカ、ロンドンの4か国でした。

7/21はロンドンで1日のお休みがついていましたのでおもいきって世界遺産のストーンヘンジまでお出かけしてきました！

ご近所のエミレーツ航空やカタール航空に比べるとターン（日帰り）のフライトが多めですね。そのぶん酷い時差ぼけや荷物の準備に追われることが少ないでそれはそれでいいのかも〜とおもったり。

フライト時間が80時間台になっているのは私がまだラインアウトしてばかりで飛行機のライセンスを2機種しかもっていないこと、長時間のフライトとなるニューヨーク線に必要なUSビザをまだ取得していないことが関係しているのかなとおもいます。

クルーから聞いた情報で自分自身が確かめたわけではないので真偽のほどはわかりかねますが、USビザを取得しているクルーは日帰りのフライトが少なくなりレイオーバーが増え月90~100時間近く飛ぶことになるそうです。

クウェートでの生活にもクルーのライフスタイルにも慣れてきたころなので、そろそろUSビザを取る手続きを開始しようかなあとぼんやり考えています。

7/31のミュンヘン線はコロナ前はレイオーバーがありましたが、コロナ渦以降の人手不足によりレイオーバーをとりやめデッドヘッド（乗客として移動すること）での日帰り便オペレートとなっています。
クウェートからミュンヘンへは私服で搭乗してお客様とおなじ座席に座っての移動・そして現地に到着してからすぐに制服に着替えてそのままクウェートまでオペレートして帰ってきました。

せっかくのミュンヘン、レイオーバーで楽しみたかったなというのが本音ですが、、、クウェート航空のデッドヘッド移動は好きな映画や本を楽しんで心ゆくまでのんびりしてお客様より先にミールをチョイスして食べるという暴れっぷりなので笑、これはこれで楽しいんです。
好き勝手にクルーバンクで寝たり（会社規定でOKとなっています）、チーフがいい人だとビジネスクラスに座らせてくれたりなんかも。

最近はクルーの採用活動も活発化していますし、いつの日かレイオーバーが戻ってくることを心待ちにしています。