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某県立学校の学校のサーバの設置場所

こんばんは、ももんがです。
Youtubeを見ていたら、サーバールームの空調をとめて大きな被害がでたという話をみたので、わたしが知っている某県立学校のサーバの設置場所がどうなっているかを記載しておきたいと思います。

平成12年度のある公立養護学校で、サーバの設置工事が行われていました。その設置場所は印刷機が複数置いてある印刷室でした。サーバラック自体には鍵がかかりますが、教員がいる時間帯は無施錠でした。もちろん空調もなく監視カメラもありません。

このとき、わたしは正規採用職員ではありませんでしたので、他の先生がたにサーバが入っていますが、どのように利用する予定ですか?ADやファイルサーバですか?と聞いたところ、「サーバの設定ができる職員なんていないから、置物だね」と行っていました。

平成14年度のある公立高等学校では、職員室の一番奥に設置してあり、サーバラックには施錠はできますが、だれもがそのサーバラックに近づくことができました。

サーバが複数年度で各県立学校に設置されていきましたが、教員がつかうPCは設置されず、なによりサーバ機能を設定できる人材がいませんでした。(おそらくいても、一人くらいでしょう)

そして何より、人事異動でサーバの活用ができる教員がいなくなることを恐れて、サーバの活用を管理職はあまり率先していなかったように思います。

そして現在は某県立学校は一人一台公務用のPCを配布しましたが、教育委員会が下請けに出しているベンダーが基本は管理しており、PCはAD管理もされていますが、各学校の細かい要望にはほとんど答えることができていませんでした。

おそらく小中学校でもおなじことだと思います。そもそもPCやネットワークにトラブルがあったときにすぐ対応できる職員(技術者)は必要だし、情報機器を使って授業をさせるなら、やりたいことを実現するために相談できるPCの技術者は必要でしょう。

現在の多くの都道府県のICT支援員の配置方法をみると、基本的には1つの学校に常駐しているということは少ないようです。決まった曜日に訪問や、トラブったときに電話での解決方法の伝授などが多いようです。

授業時数が決められている中で、情報機器のトラブルで1時間を潰すわけには行きませんし、担当教員がトラブルに対応している間、児童生徒をほっておく訳にも行きません。そうするとトラブルが出た先生の心理的負担は大きくなるし、児童生徒の興味関心もうまく利用できなくなる可能性も高まります。

その上で、少なくても各学校に一人はICT支援員を常駐させるべきです。そしてそれは正規職員であるべきです。そうすれば各学校のネットワークやICT機器の管理も心置きなくICT支援員ができるのです。ICT支援員を時間職員で雇用したり、下請けに出したりしている教育委員会が多いようですが、それでは先生も、ICT支援員もお互いに信用して仕事ができないと思いますし、よりよい教育をすることができないのではと思います。

つまり何がいいたいかというと、あまりにも教育委員会にいる職員が、ICTに関して無知であるということです。

はやくそのような状況がなくなればと祈っています。


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