教育現場でのICTの活用できそうなこと
こんにちは、ももんがです。
現状、教育現場から離れてしまったわたしですが、在職中にこういう場面にiICT機器があればということがありましたが、おそらく導入が厳しいと思います。
たとえばデジテルサイネージを利用とした際では、その素材を作るということだけでなく、もっと大きな利用の影響がでるのが「電気代金」ではないかと思います。教職員、児童生徒のICT機器(PCやタブレット)それに、エアコンなどのトータルとしての電気使用量が問題になってくるのではないかということです。わたしが勤務していた某県では毎年のように学校運営費が減額されており、電気・水道・ガスなどの代金やコピー機の利用なども、事務長から毎月使用代金、コピー枚数の報告があり、正直プレッシャーでした。
ですので、わたしが提案するとするとデジタルサイネージでe-inkのものを初期投資では通常よりも高くなってしまうでしょうが、ランニングコストとしては安くなるのではないでしょうか。
そして例えば「授業時間外に表示させる」「授業中でも表示するなら、で切る限り表示切り替えをしない、または表示していても児童生徒の集中を奪わないもの(時計など)」というような提案をするでしょう。
クラスごとにコンテンツを作成できる、あるいは設定ができることが必要だと思います。
また会議などの表示するものに関しては、移動が簡単にできるものであり、会議利用以外でも例えば事務室前などでも利用活用ができること。これもコンテンツを簡単にできることが重要だと思います。
猛暑が言われるようになって、教室にエアコンがあっても公立学校では、設定温度が高く、エアコンを利用する期間も短いなどの問題があった過去も考えれば、ICT機器の効率的な利用はできないでしょうし、教育現場にICT機器に関してのリサーチができる職員もいないでしょう。
本来であれば、教育現場の財政状況や利用状況、教職員のICTスキルもしっかりと把握してから、ベンダーには提案導入してもらいたいですが、なかなか難しいようです。
また、ニュースでもありましたが、児童生徒の個人情報、成績情報の利用活用について問題があるようにしか思えません。本来学校・教育委員会がきちんと保護・管理をするべきだと思いますが、現状そうなっていません。
教員の資料についても某ドライブを利用するように促していたこともありますが、これは某ドライブは外国企業ですので、そこに大事な情報を預けていることになります。もちろん契約上はデータに関して無断利用できないことになっていますが、実際はわからないです。ですので、このようなデータについては教育委員会または学校の所有の機器を利用するべきです。
もっと言うならば、国や都道府県がデータセンターを作って管理利用するべきだとも極端に言えば間違いではないと思います。
現状でICT技術を学校で十分な利活用ができないのは、
1)利用するサービスの対価
2)利用する際の電気代の確保
3)教職員のICTスキルの低さ
4)教職員のICTに対応する時間のなさ
5)ICT機器のトラブルに対応できる職員の配置がない
6)ICT活用事例を研究する教職員が少ない
7)ICT機器の危険性を児童生徒に教職員と保護者が伝えきれないため、ICT機器の利用に対する危険性を過剰に評価している
などなど、があるかと思います。
まだまだICT技術が本当の意味で、教育現場で活用されるのは先だという残念な国、日本。
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