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浄化と祓い② 〜水の祓い〜

前回のnoteで邪気の正体と対処法についてお伝えしました。


そこでは、邪気の正体を見破ることで影響を受けなくする・無効化させる・退散させる方法を説明しました。

人間は認識できていない者に対して無力です。
不安や焦燥感などのネガティブな想念に駆られ、邪気を伝播することになります。

裏を返せば、その原因を認知することで対応可能ということです。
自身を客観的に観察することができ、ネガティブ想念に包まれている自分自身を俯瞰して見つめることで中庸に戻す手がかりを得ることが容易になります。
結果として邪気の影響の外側へ脱することができます。

これが前回お伝えした静の祓いでした。




今回の記事では意図的・能動的に浄化することができ、邪気が寄りつけなくなる方法をお伝えします。




動の祓いの基本は、ひふみ祓い、すなわち火と水と風の力をお借りして行います。




最も身近にある方法が水の祓いです。

神社に必ずあるお手水が代表的です。

日本人の習慣で手洗いうがいが根付いていますが、これも祓いの一種です。
また、掃除機をかけただけよりも、水拭きをした後のなんとも言えないスッキリ感は清められたことによります。
これは雨あがりの空気にも同じことが言えます。

水に触れない日はないので、馴染みが深く、扱いに慣れていて一番とっつきやすいと思います。



では水の祓いの方法です。

手を洗うとき、手から邪気をぬぐい取るようにイメージします。

体全体から黒くてモヤモヤしたものが手に集まって来て、それを水と一緒に指先から抜いていきます。
体から集めた墨汁を指先から搾り取る感じです。
黒いモヤモヤが無くなるイメージが出来るまでやりましょう。
これだけでかなりの邪気が抜けていきます。

必ず流水で行ってください。


応用として、シャワーを浴びている時に頭のてっぺんからつま先まで流れる水に邪気を流してもらうイメージを持つことで祓うこともできます。

よく「魔が差した」という表現が使われますが、邪気の特徴として“魔に潜む”ということが挙げられます。

魔=間

人間で言えば関節にあたります。

なので、
くび〜肩〜肘〜手首〜指先
腰〜股関節〜膝〜足首〜足指
とシャワーを流しながら、手でぬぐっていくとよいです。

湯船に浸かりながらも出来ますが、祓った後は必ずお風呂の栓を抜いてください。
その場合は、お風呂のお湯が完全に抜けきるまで見届けるとなおよいです。

墨汁に見立てた邪気が、ぐるぐると排水溝へ吸い込まれていくのを最後までイメージしながら監視することで逃さず祓うことができます。


このくらいお手軽な水の祓いでも、最上級の威力を発揮する方法があります。



それが、鼻うがいです。


鼻は呼吸をするうえで必ず使われます。
邪気は伝播しますので、蔓延する空間で呼吸をすることで鼻腔内が邪気にさらされます。
口腔内はうがいで浄化できますが、邪気と直接触れる鼻腔内を浄化するには鼻うがいしかないのです。
また、邪気は“間”にたまるので、特に届きにくい副鼻腔内は格好の潜伏場所となっています。

鼻の位置は脳のすぐそばにあり、脳と直結する末梢神経である嗅神経をもつことから、鼻腔内の邪気は脳に大きく影響します。

つまり、思考が侵されるということです。


試してみれば一目瞭然なのですが、
鼻うがい前後で思考のクリアさが違います。

煮詰まってしまった考えも、鼻うがいをすることで意外な解決策が閃いたりします。

また、誰かの相談に乗る前に鼻うがいをすることで、他者の不安や焦燥感からくる邪気を受けにくくなり、自分と相手の境界線を保ちやすくなります。

いわゆる、“相手に飲まれる”ということがなくなります。



それくらい、鼻うがいは重要な水の祓いです。
わたしはこれで人生変わりました。


鼻うがいの方法は、
洗面器に、暖かいお湯と天然塩を0.9%いれて生理食塩水をつくります。
鼻から吸って口から吐くのですが、この時に全身の邪気が背骨を通って鼻に集まるイメージを持ってください。
そこで集めたイメージを、口から吐き出します。
これは先に説明したどの方法よりも段違いに強力なので、傍らで常に水を流しながらやってください。

ピンときた方もいると思いますが、鼻うがいでは塩を使っていることも浄化を強力にしてくれるポイントとなっています。

参考までに、わたしは毎晩のお風呂で2ℓの鼻うがいをやっています。



長くなってしまいましたので、火の祓いと風の祓いは次回お伝えしたいと思います。

クリアリングマスターを目指していきましょう。

じゅんじゅん

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