20230122

 朝ふとんから出ると底冷えする寒さだった。気温が落ちるところまで落ちたように感じたけど、今週中にもっと強い寒波が到来するらしい。仕事で池袋に向かう。最寄りの駅までの道すがら、前を歩く人が9分丈のジャージを穿いていて、裾の下から見えるアキレス腱がやけに際立っていた。どちらも厚底のブーツを履いているカップルにも遭遇した。電車の中にいた女性の、濃い青色のジーンズに赤い靴下、黒のローファーを合わせたコーディネートがいいなと思った。
 仕事を終えて、早稲田大学演劇博物館で行われている企画展示「村上春樹 映画の旅」を観に行った。展示を担当している友達が締め切りが今日までだと教えてくれた。村上春樹が学生時代に読んでいた映画のシナリオ、小説やエッセイ等に出てくる映画、小説を映画化した作品などの様々な資料が展示されていた。資料に添えられている説明の文章があまり頭に入ってこない。展示とか、博物館・美術館みたいな場所があまり得意じゃないんだと思う。寄る辺なく順路を辿った。ひとまず、大量の映画作品の名前だけできる限り記憶した。『海辺のカフカ』ではフランソワ・トリュフォーの『大人は判ってくれない』が登場しているらしく、読んでみたくなった。最後のアントワーヌ少年の不安定な眼差しは記憶に残ってる。帰りの電車で、去年の10月から今月までに撮った写真から選定したものをインスタグラムに投稿した。

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