ただ空白を埋めてるだけ。

「一度も反復されていない過去を見出す」

音のソノリティとか世界の車窓からが周縁というよりむしろ中心にある世界を生きてる。

テンプレが蔓延して、拙さや原石が失われていく。サムネですら、いやサムネだからこそ。

鎌田大地のインタビューでなんとか落とし所が見つかった感じ。

試合後に放送されていた「オシムの国のW杯」がズシンときた。

無邪気な競争にかまけてるだけじゃいけない、とまでは言えないけれど。

前半の杜撰なディフェンス、急な風向きの反転、浅野の2点目の取り方とあっけない幕切れ。口元を隠すドイツ代表。今回の大会の様相を物語っている気がした。

定量化しづらい現実をどうにか数字に落とし込むことの反動で、「わかりやすい社会」が徐々にできあがっていく気がする。

問題のあるスタジアムで試合後にゴミ拾いをする日本人とそれを伝える現地のカタール人。

量があれば自然と丸みが削り取られる。

断然質より量。膨大な量。

昨日も物を壊す夢を見た。