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広沢タダシ〜20th Anniversary Night〜@バナナホール

先日、広沢タダシ氏の20周年ワンマンライブがあり、私もお絵描きで参加させていただきましたので、noteにまとめたいと思います。

デビュー20周年と言うことで、大変おめでたいライブで、こんな貴重な日に私も参加させてもらうことになりました!
嬉しい!

私のミッションは舞台に絵を描くこと以外に、
●ファンの皆さんから「私の1曲」と題して広沢くんの今までの楽曲の中で私の1曲を選んでその曲に対する想いをメッセージに書いたものを、当日会場で映像にして流す
●インタビューの映像を流す
●会場でも配信のコメントが見れる様にスクリーンに映す
と言うミッションを与えられ、結果

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じゃじゃ〜ん!!パソコン&機材に囲まれまくり!!笑
が、しかし、機材に囲まれるのは案外好きである フフフ。
あとは、会場のプロジェクターと自分のプロジェクターをどういう割り振りで、何用に使うか?そこに映すには、どのケーブルをどう繋ぐか??
まあ、基本照明屋さんなので、デジタルライブペインティングをやりだしてからは、やったことない事のチャレンジばかり!
システムを考えるのに、知り合いの音響さんや映像さんに良き方法を聞いたりして、なんとか思い通りにできる環境を作ってこれたのです。
そう、ゼロから作っていくというのは嫌いで無い!!
あと、苦労したのはやはり、動画を作る為の編集だ。
家でひたすら編集!特に「私の一曲」メッセージは大量の皆様の熱いメッセージをまとめる。ちゃんと最後まで文字を追って読めるようにしたら最初は、メッセージだけで1時間30分くらいになった、、、。(ライブ終わってしまうやん💦笑ということで、とにかく15分づつくらいに3つに分ける作業をしました。
これにほんまに時間がかかりました。💦
(配信の中野さんに最終修正もして頂きました。m(._.)m)

しかしながら、メッセージを打ち込みながら、ファンの皆さんがどういった形で広沢氏の音楽に出会ったのか?
どういう思いがあるのか?など、
私はじっくり読ませてもらいました!
皆さんいろんな時期に、色んなタイミングで広沢くんの音楽と出会っているんだなぁ〜。音楽は出会いだなぁ〜。
そして、音楽に心励まされることってやっぱりあって、
芸術は不要では絶対ない!と改めて芸術の必要性を深く感じ確信を持ちました!
今のコロナ禍で本当に、飲食店以外に芸術関係も蔑ろにされている事に悔しいと思う事が多い!それでもこうやって表現が出来ている事は、みな奇跡であります。

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さて、今回ライブペインティングの方も色々チャレンジをしました!
素直に絵を描く。というのは「ブルー」という曲
最終、描いた絵が虹の中を飛ぶ様に動かしたりしました。

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今回、配信の中野さんのアイディアで配信の方は、私の手元にもカメラを置いて頂き、同時に操作してる様子も映してくれました!
配信では、ちょいちょい見れますので
ぜひ、見てください!

そして、今回風景画を描いた物を背景にしてみたりもしましたが、
良いのか悪いのか?舞台に投影すると絵には見えず写真みたいになってしまった💦

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他には、絵と映像を融合させてみました!
海の絵に鳥の映像を組み合わせてみたり

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そう、私はそもそも照明の業界に入るキッカケは舞台美術さんになりたくて、専門学校に入ったのです。
学校がその当時は、舞台美術、大道具、照明を勉強できるコースに入った為、
照明にも興味が湧き、照明さんになったけど、元々は舞台に絵を描きたかったので、
こうやって、デジタルであっても舞台に絵を描いている事は、夢が叶ったと思っていて、好きな音楽の中で絵が描けている今の自分がもう嘘みたいで、時より泣きそうになりました!
広沢氏と同い年である私は私で、この20年を振り返って自分の人生も悪くない!とこのライブで感じました。

後、広沢氏が何気に、「文字が動くのも面白いよね」という言葉から「悲しみのぬけがら」では、「悲」という漢字を沢山動かしてみました!
この「悲」という漢字も自分で描いたものを投影しています。

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他、携帯のカメラを利用して
手元のシートを映した物を背景に使ったのが、「雷鳴」でした。
これは、自分でもどんな模様になるのかわからないので、それがまた面白かったです。
イメージは「雷の様な虹」

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そして、最後は私にとっても、とても大事な曲「サフランの花火」では、初めてジャケットの絵を担当させてもらった楽曲で、
会場では、この絵を背景にに歌ってもらえて、私はもう感無量であります!
こんなに、嬉しいことはない!!

そして、
私は旧バナナホールで昔照明を担当していた事があり、この新バナナホールは私の大先輩が照明を担当されていまして、
今回、その大先輩が照明を担当してくれました。
私が20代前半から沢山照明を教えて下さった先輩だったのですが、
今回、照明と映像がピッタリハマったなぁ〜と思ったのが、「ありふれた日々」という曲でした。
音、光がピッタリハマった時
いつも、サブイボブァ〜って出るんですけど、まさにそんな感じ!

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そう、舞台に関わる仕事をしていて
何が楽しくて辞められないかと言うと
このサブイボブァ〜の瞬間を味わいたいからだと思います。

この瞬間って、そう簡単に来る事は無いですから、そこにたどり着きたくて
仕事してるんだなぁ〜と思う。

この20周年でまたその感触に出会えて良かった!

こうして、自分がチャレンジしている表現方法をこんな大舞台でかなり自由にさせて貰って、広沢くんには感謝しかありません‼️
いくら自分がやりたいと思っても表現出来る場が無いと成り立たないし、
こんなに沢山のお客さんに見てもらう機会もなかなか無いので、嬉しい❗️
そして、ああしてこうしてと決して縛られる事なく、私のアイディアをまるまる受け入れて自由にさせて貰っている事にも感謝❗️

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そしてバンドメンバーの中に自分の名前も入れて貰えて、リハーサルもスタジオから一緒に入って音作りの場を見ながら自分も絵の作戦を練れた事は本当に貴重な経験です。
自分はバンドみたいに、照明をやりたいとずっと思ってやってきたわけで、音を出す様に色を出したいと昔から思っていたので、
夢が叶ったと思っていますし、これからも音と色の境目が無くなるくらい、この活動をやっていきたいと、深く誓ったライブでした!

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そう、照明さんであれば「スタッフパス」なのに、「アーティストパス」というのを頂いて、これだけでテンション上がるワタクシメ✨

なにはともあれ、20年紆余曲折ありながらも、歌い続けてステージに立っている広沢タダシ氏。
素晴らしい。
おめでとうございます🎉

バナナホールの配信はこちら↓



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