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メッセージ要約 2024.8.25 「ゴリヤテに勝利するために」

メッセージ要約 2024.8.25「ゴリアテに勝利するために」


○Ⅰサムエル記17章2―11節 45-49節

2019年5月11日に山梨県で約4万世帯3時間におよぶ停電が起きました。その原因は「ヘビ」だったそうです。この出来事はこの世で働く悪魔の働きを象徴しているように思いました。悪魔や悪霊は私たちから信仰や希望、平安という光を奪おうします。


1. 私たちにとってのゴリアテ

エラの谷でイスラエル軍とにらみ合っていたペリシテ軍には、屈強な戦士ゴリアテがいました。身長2メートル86センチ、巨人族アナク人だったと思われ、鎧の重さ57kg、槍の穂先の鉄は6.8 kgもあり、それを軽々と振り回していたのです。ゴリアテは四十日ものあいだ、朝夕二回、イスラエル軍の前に姿を現し、そのたびにイスラエル軍の勇気と信仰は根こそぎ奪われていきました。

現代に生きる私たちにとってのゴリアテとは、どのようなものがあるでしょうか。

① 低いセルフイメージ
現代は必要以上に外見を重視する時代です。外見や能力才能を気にしすぎていて、多くの人が人との比較の中で自信を失い、自分の価値を見失い、セルフイメージが低くなっていきます。私達の本来の美しさ能力を忘れさせ、チャレンジする気持ちを奪っていくのです。

② 過去に犯した失敗
何かにチャレンジしようとする時、過去の失敗から、どうせ同じ結果だ、あんな思いをしたくない、やっても無駄だと思い、意欲を失うかもしれません。

③ 過去の罪責感
罪を犯して人を傷つけたという罪責感が、今更幸せになろうなんて虫が良すぎるんじゃないかと思わせるかもしれません。

④ 習慣化している依存
アルコール中毒や、麻薬中毒など、それらのものが与えてくれる一時的な満足の習慣に染まっていて、抜け出せない人がいます。

⑤ 家系からの負の遺産
人はそれぞれの家庭環境の負の遺産があなたを苦しめているかもしれません。怒りっぽい性格、情緒的な不安定さ、対人関係の難しさなどが引き継がれます。子供に暴力を振るってしまう親の多くが、自分も幼い時、親から暴力を受けたことがわかっています。

多くのゴリアテが私たちの人生を苦しめてきます。ゴリアテは朝に夕に現れて私たちを攻撃してきて、多くの人が人生を諦めていくのです。


2.ダビデの信仰

ダビデはサウル王にゴリアテと一騎打ちさせてくださいと志願します。その理由は、多くの褒美に目がくらんだのではなく、ゴリアテがイスラエルの神をそしったことに怒りを覚えたからです。周りからは無理だと反対されましたが、ダビデの自信は揺るぎませんでした。ダビデが羊飼いとして働く中で多くの獣と戦ったとき「主が共にいてくださる」ということを知っていたからです。私達は、私たちのうちに住まわれる主が、ゴリアテよりもはるかに力あるかたで、勝利を収めることができるお方だと知っています。


3.弱さを強さに変える神

ダビデは鎧や兜や剣は使わず、自分の持っていた杖と石投げ器で戦いました。預言者サムエルが、エッサイの息子の中から次の王を探すときも、ペリシテ軍と戦っていた時も、ダビデは羊の世話をさせられていました。しかし、神様はそのダビデの弱さの象徴である羊飼いの、杖と石投げ器を用いられたのです。そしてその武器で、ゴリアテの眉間を打ち抜き勝利したのです。神様は私たちの人生の弱さ、悲しみを用いて、強さに変えられるお方なのです。

何十年もアメリカのスラム街で子供たちを助ける働きをしているビルウィルソンという牧師がいます。彼は幼いころ、母親から捨てられ、教会の牧師に育てられました。少女が虐待され遺体で発見された事件をきっかけに、彼は神からの声を聞き、ニューヨークのスラム街で子供達を助ける働きを始めます。彼はイエスキリストに出会い、弱さが強さに変えられる経験をしました。彼は自分の人生を蝕んでいたゴリアテに主にあって勝利したのです。

私達の人生には、希望や信仰の光を奪っていくゴリアテがいて、諦めの思いが心を支配しているかもしれません。しかし、今日のダビデの姿から勇気をもらいましょう。主が共にいてくださる。主は私たちの人生に勝利を与えてくださるお方です。

世の中には、ゴリアテに支配されて人生をあきらめている、神様を知らない多くの方がいます。私たちは先に神を知ったものとして、イエスキリストを伝えていきたいと思います。

(H・T)

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