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「牧師夫人の徒然なるままに」(八三一)「主よ、私の心は誇らず、私の目は高ぶりません。及びもつかない大きなことや,奇しいことに、私は深入りしません」 (詩篇131・1)

 昨今の世界情勢はひと時も心を休ませてくれません。気象の変動、戦争など、巷の情報は心を曇らせます。

 ひと昔前、井上陽水というミュージシャンが歌っていました。「都会では自殺する若者が増えている。今朝来た新聞の片隅に書いていた。テレビでは我が国の将来の問題を誰かが深刻な顔をして喋っている。だけども問題は今日の雨 傘が無い。行かなくちゃ 君に会いに行かなくちゃ 雨にぬれ(一部省略)冷たい雨が僕の目の中に降る 君の事以外は何も見えなくなる それはいいことだろう?」

 皆さんはこんな主張にどう反応されますか。あまりにも矮小だ!と思われますか。しかし、民主主義の名のもとに生きる私たちが社会の変革を望む時、いつでも行使できるのは一票の権利でしかありません。

 もし、この一票の権利をみんなが重く受け留めて行使するなら、もっと影響力が増すでしょう。ひと昔前「小さな親切運動」が提唱されていたことがあります。私は雨の日に傘を求めます。それに加えて、クリスチャンには更なる武器があります。天の父に祈ることです。雨で禍を受ける人がいませんようにと。これは一票の権利にまさるとも劣らない大きな力です。

安食道子

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