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プロ投資家の父は優秀営業マンだった【結局、心が運を呼ぶ(3)】
数億円を動かす株式投資家・渡邉健司さんにインタビューを行いました。温かい人柄の彼の人生から学ぶことはたくさんあります。お金のことだけ見ていてもお金は稼げない。ただ夢を追うだけでは夢は叶わない。結局、心が運を呼ぶのです。
<7>『偶然のスタンド・バイ・ミー』
陸上自衛隊高等工科学校の入学から始まり、その後 定時制高校への再入学。個性的な友人たちとの学校生活、そして人生を変えることとなる麻雀との出会い。
紆余曲折ありながらも己の心の求めるままに、好奇心旺盛に歩んできた高校時代。これらを回想する中で、10代の少年らしい大胆な冒険エピソードも思い出されます。
「なぁ、みんなで旧トンネル行こうや。」
大阪と奈良を結ぶ生駒トンネル。その隣に旧生駒トンネルと呼ばれる、すでに使用が停止されているトンネルがあります。開通するまでに3年の歳月をかけて作られ、上質な作りのこのトンネルはかつて貴重な交通手段として1964年まで使われていました。当時人災が多く発生し慰霊碑が立てられるなど、実は悲しい歴史も背負ったスポットです。
当時中学3年生の渡邉少年は好奇心真っ盛りでした。いつも突飛な行動をする「アホ」な友人2人(渡邉さん曰くアホ1、アホ2)に誘われ、さらにもう1人、優等生の友人にも声をかけて4人で旧生駒トンネルへと向かったのでした。
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