計算された失言?「誘いの隙」責める箇所を限定させる

■枝野立憲代表「ここから真相究明」=塚田前副大臣の「忖度」発言
(時事通信社 - 04月06日 16:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5570445

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私は個人的には政治家の「失言が増えやすい」理由の一つとして「功績の主張」があると思う。政治家本来の功績は表面に見えにくいのでどうしても主張したくなるのだろう。

今回の問題発言だが、野党議員が指摘でいってる通り、塚田氏ほどの人物があのような失言をするとは思いにくい。なんだかんだいって政治家は相応に知的水準の高い人物の集まりなはずだ。


「わざと」かなと思い始めた。根拠はない妄想なのでいささか無責任だが披歴してみよう。

「失言を意図的にした理由」は「森友やら忖度」という野党に責める箇所を与えるため」である。


「自民党の人間がなぜ敵である野党に利することをするのか?」と疑問に思うかもしれないが考えてほしい。「じゃあ森友や忖度を攻め立てた野党は勝利したのか?」と。選挙という客観的な事実を見るなら答えはNOだ。自公連立政権が長期にわたって続いている。

「誘いの隙」という言葉がある。隙を見せてわざとそこを責めさせるわけだ。

利点は「相手が攻めてくる箇所が前もって予測できること」だ。十分に備えたうえでソコを責めさせるのだから、致命傷にはなりにくい。むしろ不意を突いてとんでもないところから責められるほうが有利な側にとっては怖い。


より重要な問題を議論せずにくだらない問題を延々とやるのは「もったいない」と思う。野党が勝つには自公政権を上回る政策を出すという正攻法しかない。だがあの「失言」があると野党は「責めざるを得ない」わけだ。

・・・まさか与野党共同の出来レースではあるまいな?さすがに穿ちすぎか(笑)。

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。