【TRPG】パーティ内2番手の立ち回り

TRPGにおいて
昨今は4人(3人)の専業パーティのほうが主流な気もしているが。

3人以上パーティで発生し得る
前衛でも後衛でもない「中衛」的な役回りが割と好きだ。

また主に5人以上のパーティで見られる
パーティ内2番手の役回りが割と好きだ。
主力戦士に次ぐ物理壁役だとか2番手の物理アタッカー
主力僧侶に次ぐ2番手の回復役
主力魔術師に次ぐ2番手の火力担当やバフ役
主力盗賊に次ぐ2番手の探知偵察役など(こちらはもっぱら分離行動で脚光を浴びるか)。

「中衛」「パーティ内2番手」は概念が割と近い(と思う)。
各ルール個別の事象に触れつつも「共通の考え方」というか
「立ち回り」みたいなのを書いていく。

私が真っ先に思いつくのはドラクエ2のサマルトリアの王子だ。
前衛には圧倒的な武器火力「破壊神を破壊した男」であるローレシアの王子
後衛には回復(ベホマ)と最大範囲攻撃(イオナズン)をもつムーンブルグの王女

私には兄と妹がいたのでローレシア、ムーンブルグにそれぞれの名前を付け、
私はサマルトリアの王子に自身の名前を付けて遊んでいたが
ドラクエ2以降は自分の名前を付けなくなったくらいにはほろ苦い思い出がある(笑)。

中衛のサマルトリアの王子は武器攻撃はローレシアの王子の半分くらい(感覚)。
回復はベホイミ止まり、範囲攻撃はベギラマ止まりということでムーンブルグの王女の半分くらい。よく言えばバランス型、悪く言えば器用貧乏。
代わりに死者蘇生のザオリク(FC版では戦闘中に使えなかった)や
一発呪文であるザラキ、防御バフのスクルト、自爆技のメガンテもあった。
防具も裏技なしでは1枚限りの「みずのはごろも」が優秀であり
それをムーンブルグ王女に譲ると防御力はかなり心許なかった。

まあ性能のことはさておいて。
初期は貴重なmpを回復に取っておくべくローレシアとともに物理アタッカー。
後半はムーンブルグの王女のバギと重ねてベギラマで「絨毯爆撃」。
あるいはムーンのベホマと併せてベホイミ・・・もとい力の盾での回復モード。

中衛のおもしろさは第1人者がやることが比較的固定される中で
選択肢が多く、中衛の行動でパーティ全体の方針が決まる面白さにある。

TRPGだと「位置取り」も考慮したいところだ。

前衛の物理壁役は味方の最前線勤務を行い、後衛が乱戦に巻き込まれない位置。
逆に後衛は味方の前衛壁に守ってもらいながら適切なサポートができる位置。
中衛は状況に応じて両方の立場がありえる。
不足した前衛を補って一時的に壁役を担うとか。
後衛のそばで突進してくるザコ敵に対する後衛の護衛役とか。
あとは回復役であればパーティ中央に陣取って
回復支援を全ての味方に行えるようにするとか。
後衛よりはタフなことを活かして敢えての単独独立行動というのもある。

要は「1番手」は戦術的な正解が明快でわかりやすくて「戦法(?)で現場勝負」するのに対して「2番手」は戦術的な正解自体が悩ましくて面白いというか。2番手の行動でパーティの大方針が決まってくることが多いように思う。

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ハナー
CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。