おむつ交換は竜退治

■大賞は「押してくれ パパの背中と ベビーカー」 「育業」川柳コンクール、受賞作決定
(OVO [オーヴォ] - 01月30日 06:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=201&from=diary&id=7280534

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息子のおむつを替える回数が早々に3桁を突破した。

初期は不慣れもあって
初級技の「おしっこ顔面シャワー」に始まり、
ウンチモレ(背中福巻き込み型)
ウンチモレ(再度ギャザー倒壊型)
と来て、最終奥義はウンチ噴射まで悲劇は一通り体験した。

それでも回数をこなすうちに不器用なりに熟練してコツをつかんでくる。

オムツ交換は命がけである。
もう一度書く。
オムツ交換は命がけである(ウソ)。

まあ冗談はさておき、スピードをもって行わねば大損害につながるので緊張感があるのは確かだ。

そして私の熟練と同時に息子君の抵抗もパワーが増し、バリエーションが増えつつある。
オムツを素早く交換したい攻撃側の私とおむつを替えられる作業が嫌いな守備側の息子君。戦いは新たな局面に入ったと言えよう。

以下、息子君の抵抗をドラゴンに例えてみた。

・その1 ドラゴンブレス(2種類の噴射攻撃)
いわゆる発射物、飛び道具である。前方の射出確度は私の顔面を的確に狙ってくるが
発射口を当て布を置いてしまえば無力化できる。このあたりはアロースリットへの対応と同じだ。厄介なのはいわゆるおしりからの波動砲のほうだ。当て布を置こうにも角度的に保持できない。膝あばれをされるだけで崩壊する。貴重な片腕を抑止に回すと肝心の作業が進まない。前方発射物と異なり波動砲の頻度は低いので、むしろリスクは許容して直接対策は取らずに、速攻で仕留めることにしている。

・その2 ドラゴンファング(膝あばれ)
息子君が初期から用いていた両膝ばたつかせオムツのシールを貼らせない作戦。
オムツの位置がずれるという副次効果もあって侮れないが、しょせん力業である。
しばらく待てば動きが止まるので、息子君の股間に当て布をしつつじっと待てばよい。
動きが止まったところをしとめる。

・その3 ドラゴンクロー(膝まげて保持)
両ひざを曲げて外側のギャザーを整えさせない作戦。
逆に内側ががら空きなので、内側のギャザーからそろえながら外延部を目指す。

・その4 ドラゴンテイル(膝まっすぐ)
両膝をピンと伸ばして内側のギャザーを触らせない作戦。
これまた逆に外側が無防備なので外側からギャザーを引っ張り出していく。

「その2」「その3」「その4」は同時使用はできないのでタイプを見極めて対応すればいい。ボクシングで頭のガードが固ければボディを打ってガードを下げさせる的な(?)。

・その5 ドラゴンロアー(ギャン泣き)
他の技を邪魔せず、コンボに組み込んでくる精神攻撃。昼間ならともかく、夜中にやられると近隣住民への配慮という精神的重圧が発生する。これも直接対応はせずに「速攻」に尽きる。作業さえ終えてしまえばあやしに回れる。

・その6 ドラゴンウイング(両手バタバタ)
霍乱で行われる。たまにパンチがヒットすることもあるがこれも気にせず放置。その5やその6のように「構うと相手の思うつぼ」というのがある。こういうのは見切るのが正解だ。

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。