CIAが感じるSLACKの可能性(笑)

TwitterのマスクCEO、自分に反論したアプリ担当者との“会話”で「彼はクビだ」とツイート
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=7188192

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会社でのグループウェアがGメールからSLACKに切り替えられつつある。
上層部からのトップダウンで現場浸透を図っているが
現場ではなかなか浸透しきれていないのが実情だ。

理由としては「Gメールでさほど困ってなかったから」というのが大きい。
携帯会社やプロバイダをわざわざ切り替えようとするには
それだけの大きな動機が必要になる。
上層部の考える「グループウェアの理想」は当然尊重されるものだが、
実際の業務に直面する現場では「とりあえず目先の仕事をこなせればいい」という
現実が優先されるので、システム(グループウェア)の切り替えは正直
「ああ、また上層部が面倒なことを言いだしたよ」となってしまいやすい。

で、SLACKになって最も目をギラつかせるべき部署がある。
私の古巣である「内部監査」だ。
本来自分とは無関係な他部署の同僚同うわさ話も
基本的に公開されているので情報収集がはかどる。

尤も、「個人の不正」は社内の同僚同士でのやりとりでつかめることはほぼ皆無だ。
利益を得るのは個人で完結するから他社とのやり取りを要しない、
あるいは広告宣伝費など外部との癒着だ。
社内のSLACK上には残りにくいわけだが。

一方で「組織ぐるみの不正」になると、これは圧倒的に社内のやり取りが多い。
圧倒的にSLACK上で探しやすくなるのだ。

「いや鍵付きの部屋に逃げれば見れないじゃん」というのが
素人の浅はかさ。

「カギ付きの部屋でやってる時点で怪しい」という目星がつく。
これが実にでかい。
目星すらないところでの組織ぐるみ不正探索は雲をつかむような話であり、
多少怪しんだとしてもよほどの証拠がなければ牙城を崩せない。
大概は内通者、いわゆる内部協力者、内部からのタレコミで動くしかなかった。

ところが今後は「内部監査である。疚しいところがないならこの鍵付きの中身見せて♥」とやればまあまあ探索がはかどるんじゃなかろうか?

鍵付き部屋をひたすらガサ入れすればめっさ仕事しやすそうだし、
私も古巣の現場に戻る申請を出したくなってきた。
現状の労務管理より、よほど私の性に合ってるんだよなぁ(笑)。

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。