自分の手に負えない事象への対処

空想やゲームの上での話ならともかく。

現実世界でのバトルは少なからずリスクやら被害やらを考えなければならないので、極力避けたいのが人情だ。だが、長い人生を生きていくうえで避けられない衝突もある。

ここ数年、もともとの仕事柄以上に周囲での巻き込まれも含めて立て続けに「そういうの」が続いたので開き直って楽しんでいる。半ばヤケクソというやつだ(笑)。

そして戦う以上はゲーム以上に上手に勝たねばならぬ。負けは論外だし、勝つにしても少しでも損害の少ない、効率的な勝ち方をしたいものだ。

自分なりに成功や失敗があったので、エッセンスを書き留めてみる。個人的体験の範疇を超えるものではないので、マイミクさんには気楽な読み物としてご笑覧いただきたい。

①敵味方の識別「まず周りを見渡してみよう」

何らかの荒事になりそうな場合、真っ先に考えるべきは敵味方の認識である。味方として期待できるのは誰か? 敵対しそうなのは誰か?

自分の側に絶対的に正義があると確信していたとしても。たとえば事なかれ主義で面倒くさがりな人間は巻き込まれないための中立を選択するかもしれない。過去の経緯であなたと敵対したことのある人間は私的な理由で敵に回るかもしれない。主敵に恩義を受けてきた人間が敵に回ることも仕方ない場合がある。

敵味方の識別が難しい相手には中立的に自分の感想や感情を入れずに話題を振って反応を見る。

敵味方それぞれの持つ情報やスキル、コネなどを総合的に勘案する必要がある。敵に回ると厄介そうな相手に先に政治的根回しをして手金廻らないようにするなども有効なことがある。

まあ、なにせバトルの予感がある場合、二正面作戦になるのを避けるためにも他の争いごとの種は摘み、穏便解決に走っておいた方が良い。

味方の能力によっては自分単独ではおよそ「解決困難な難題」や「圧倒的に格上な強敵」でも十二分に戦えることが多い。

特殊能力が主流なゲームや空想と違い、リアル社会戦では純粋にコネ、読み、洞察力が武器となる。相手よりも冷静に強かに、できる限り味方や情報を集め、良く考えることだ。

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。