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失うということ

『大切なものからなくなっていく』
『失って初めて大切さに気付く』

月並みな言葉しか浮かばないけれど、つまりは喪失感。

先週の終わりから昨日までの間はとても重苦しい毎日で、特に金曜日には、もう全部終わらせてしまっていいかなと強く思わせられるような出来事が重なった。
それでもやはり人に救われて、なんとか乗り越えた土曜の朝、どうして毎日毎日外へ出て、バイトや病院や買い物、果ては人と会い酒を飲み交わすなんて事をしなくてはならないのか?体力も気力も減る一方で回復する兆しもない絶望感に囚われている事にふと気付く。

日々何かを失いながら生きている。時間、健康、精神、そして人。
ペイに対するバックがあまりに少ない人生。だけどそれは全て自己責任で、社会や誰かを責めようというつもりはない。そうしてまた何かを失って、どんどん擦り減っていく。
人からしか何かを得られないのに、人によって擦り減る矛盾。苦痛。

人生が暇潰しなら何故人生に大切なものが在るのか。
人の気も知らず、気楽に構えなよと無責任な慰めをする人間を嫌悪する。

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