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通勤のこと

アルバイトを始めて十日程度だが、はじめの数日は、最寄駅までママチャリ→電車で隣駅へ→隣駅からバスで職場近くのバス停→職場最寄りのバス停から歩いて職場へ…
といった具合で、同じ市内なのにも関わらず一時間程の通勤時間という、正に何してんのかわかんねえな状態(時給も低けりゃ拘束時間も短いのが余計にそう思わせるのだろう)だった。

帰りはもっと悲惨で、工業団地から路線バスに乗ると、今まで経験したことのない、バスでの大量の人の乗り降りを目の当たりにする訳である。
停まるバス停でそれはもう大量に、今日の労働を終えた人々が乗り降りを繰り返す。
駅に近づくにつれ、それが収まっていくのは何となく物悲しさすら覚える程に。
バイト開始から三日目、帰りのバスで運良く座席に座れた自分は一向に進まないバスの窓際を眺めながら、「明日から連休でよかった…」と安堵と疲労で脳内メモリ256MB以下になる。明日からを生きる為だ。

翌週から晴天時には自転車での通勤を許されたため自転車の整備をしようと思い立つのだが…
連休とはいえそう簡単には物事は進まないのである。

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