コロナ禍での資産運用、気を付けるべきポイントとは?

こんにちは!MBrosのぽんたです!

未だ猛威を奮い続ける、新型コロナウイルス。全国的に感染拡大のペースが速くなっていて、感染“第3波”とも言われています。また、新規の感染者数や重症患者数は、夏に拡大した感染の第2波のピークを超えました。


このような状況で、実は「資産運用」に興味を持ち始める人、そして実際に「資産運用」を始める人が急増しています。

今回はこのコロナ禍での資産運用で、気を付けるべきポイントについてお話します!

コロナ禍でみんな「資産運用」に興味津々?

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が発表した、民間企業の2020年冬のボーナス見通し(厚生労働省「毎月勤労統計調査 」ベース)は、一人あたり平均支給額が34万7,806円で、前年と比べると10.7%減でした。

この数値を参考にマネックス証券株式会社が回答者780人に対して行った「コロナ禍でボーナス減少が顕在化する中、将来への不安と資産運用に関する調査」では、若年層(20~30代)の約8割「将来への不安を感じている」と回答しました。具体的にどういう不安かというと、20代の回答として「お金についての不安(91.9%)」と「仕事についての不安(65.1%)」が多く挙がりました。

更に「不安を解消するためにすべきだと思うこと」という質問には、どの年代でも「資産運用、自己投資、副業」の回答が目立ち、その中でも最も多かった回答は「資産運用」でした。

コロナ禍で実際に「資産運用」を始める人たち

多くの方が経済的に不安定であろう今のコロナ禍で、資産運用を始めた人が実はとても多いのです。楽天証券は3月の時点で新規口座開設数が過去最高の16万4,011口座になったということを発表しました。口座を開設したのは主に若年層女性、そして投資初心者のようです。

資産形成ニーズが高い投資先に関してはやはり株式投資が最も多く、これから始めてみたいという投資初心者は「つみたてNISA」に最も関心を示しています。これまでは「備え=貯蓄」という考えが日本の高い貯蓄率に繋がっていましたが、若い世代を中心に「備え=投資」という考えが広まりつつあるようです。

これから資産運用を始める場合気を付けるべきことは?

今回のコロナ禍が、老後資金について考えるきっかけになったという方が沢山いらっしゃるかと思います。それではここから、コロナ禍での資産運用で気を付けなければいけないポイントについてご紹介していきます。

①今の状況で株や投資信託を売却するのはNG

日経平均株価は、国内が最もパニックに陥った3月~5月上旬に比べれば徐々に戻りつつあります。しかし、また株価が急落する可能性もゼロではありません。コロナ禍で日経平均株価の変動が大きくなっている今、株や投資信託を焦って売却しないようにしましょう。

特に「つみたてNISA」をきっかけに積立投資を始めた人たちは、今回のコロナ禍による影響に焦りを感じていると思います。しかし リーマンショックの時も、長期的に経済は回復傾向を辿っていったことから、焦って売却せず冷静に状況を見るようにしましょう。

②積立投資を中断する、または極端に減額しないように

利用者も多くいるであろう「つみたてNISA」をはじめ、積立投資は「長期」を前提とした投資です。長期にわたって保有商品を運用することで、ドルコスト平均法の恩恵を受けると共に、複利効果を得ることが出来るのです。 また、ほとんどの人は余裕資金を積立投資に回しているかと思うので、そのお金が今すぐ必要ということもないでしょう。

先行きが見えない状況で色々と考えすぎてしまうかもしれませんが、数年先の経済回復を待ちながら、コツコツ今まで通り積立を続けた方が結果的に損を免れることに繋がります。もし手取りが減ってしまっている場合は、一度投資金額を見直してみて無理のない範囲で投資額を設定し直すことをおすすめします。

③焦って株や投資信託を買わない

株式相場が大きく変動している今、「持たざるリスク」という単語をよく耳にするようになった方もいらっしゃるのではないでしょうか?「持たざるリスク」とは、上昇相場において株などの金融商品を買わないことによって発生するリスクのことを指します。しかしこの単語はあくまでも機関投資家などに向けた言葉であって、わたしたちのような一般人にとって必ずしも当てはまることではありません。

わたしたちの資産形成は、あくまで個人資産の範疇です。家計をきちんと把握し、無理のない範囲で投資をしていくことが大切です。 また金融機関にとって今のコロナ禍は、特に投資初心者に手数料の高い金融商品を売りつける絶好のチャンス。退職などである程度まとまった金額の入金などがあった方は、振込先金融機関から言葉巧みに投資へ勧誘される恐れがあるので気を付けましょう。

コロナ禍に惑わされないように

コロナ禍での資産運用で気を付けなければいけないポイントについてお話しましたが、いかがでしたか?特に投資初心者にとっては厳しい時期かと思いますが、焦らないことが何よりも大切です。何か不安なことなどがあれば、1人で悩まずすぐに専門家へ相談しましょう。豊かな老後を目指して、コロナ禍に惑わされずコツコツ備えていきましょう!

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