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服好きおしゃれ男性を、ジュエリー沼へ導くブランド4選

いろんなジュエリーブランドを紹介していると、「男性のアクセサリーってクロムハーツしか知らない」というコメントをいただくことが多くあります。
確かに一昔前まで、指輪をつけるのはホスト系とかロック系とか一部の人だけだったけど、最近はそんなことありません。

これは黙っていられないということで、今回は服好きでおしゃれだけど、アクセサリーは付けないという男性たちに向けてジュエリー沼へ導くブランドを4つ紹介します。

①Paso

1つ目は、「個(人)の輝き」をブランドメッセージに据えたPasoです。
性別に関わらず、その人の自然な美しさを引き出してくれるジュエリーが揃っています。

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ゆったりナチュラルな雰囲気とか、リラックスした雰囲気の服を着る人にオススメしたいジュエリーです。ブランド的にはNanushkaやCOMOLIがピッタリかなと思っています。(写真左:Nanushka 20SS, 右:COMOLI 20SS)

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こういう気張らないテイストの人は、フォルムが決まりすぎているジュエリーを選ぶとそれだけが浮いてしまうので、Pasoのようにカットやラインが定まっていないものを選ぶのが良いです。
そして、そういうジュエリーを作っているブランドの中で、Pasoは頭一つ抜けてかっこいいのでぜひ。

②SHUN OKUBO

2つ目は、「野生の思考」と「都市の女性のためのジュエリー」をコンセプトに置いたSHUN OKUBOです。

女性のための、とはされていますが、大久保さんが表現する「都市の女性」らしさというのは「人間の強さやしなやかさ」といったところなので、男性にも自信を持っておすすめできます。(サイズ展開も一般的な男性サイズまでしっかりあるしね!)

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SHUN OKUBOのジュエリーは、有機的なフォルムが特徴的で、細部へのこだわりや仕上げの美しさ等、どこをとっても完璧。
(世界一尊敬しているブランドです)

哲学、科学、絵画、彫刻、自然など様々なものからインスピレーションを受けたデザインで、デザイナー大久保さんの知性と感性があふれ出しています。

デザインする前に本を読むのは、必要な行為としていつもありますね。本を読まないとデザインが進まない感じはあります。あと、特に現代美術というのは、レイヤーとして文脈がたくさんあるんですよね。一般の方に向けた普通のジュエリーなんですけども、文脈の厚みを持たせたいなっていうのが自分の中にあるんです。

大久保さんは、日本・フランスでファッションの勉強をした後に、フランス現地のバレンシアガやハイダーアッカーマン等メゾンブランドで経験を積んだバリバリファッション畑の方で、いわゆるファインジュエリーの常識みたいなものにとらわれていないのも魅力の一つなのかなと思います。

幅広くいろんなスタイルの人にハマるジュエリーかなと思いますが、個人的にはJil Sanderのようなエレガントで都会的な服を着る男性におすすめしたいです!(写真:Jil Sander 20SS)

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③Phenomena Collection

3つ目は、ジュエリーの枠を超越した立体的な構造が特徴のPhenomena Collection。
「人間が知覚できる万物、自然界と人間の境界の中で具体化して現れるものを収集し作品にする」というコンセプトで、日常のいろいろなものをオブジェのような形でジュエリーに昇華させています。

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モード系の撮影等に使われていることも多く、かなりの存在感のあるジュエリーなので、これにふさわしいモード服を選びたくなりますね!

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例えばHomme Plissé Issey Miyakeのような立体感のある服に合わせると、ジュエリーとの相乗効果がとんでもないことになりそうです…!
(写真:Homme Plissé Issey Miyake 20SS)

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④Node by KUDO SHUJI

最後は、「身に着ける彫刻」をテーマにした、ラグジュアリーでありながら無骨な印象が特徴的なNode by KUDO SHUJI。

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このブランドの魅力があふれてるのが写真のリングたち。
正統派なシグネットリングをベースに、造形的な遊びを加えて唯一無二のジュエリーにしている、まさしく「身に着ける彫刻」。

ここのジュエリーは、初めて見たときからジュエリー界のYohji Yamamotoやないか…と思っています。
エレガントさと無骨さが混在した作品というのはもちろんですが、シックで伝統的なものを型破りなデザインで独自の世界観に昇華させるのがNode by KUDO SHUJIとYohji Yamamotoに共通する凄さです。
(どこのブランドに似てるとか軽々しく言いたくないけど、これについては双方へのリスペクトを持って言わせていただきました)

Yohji Yamamoto好きな人はぜひ一度手に取ってみてください!
(写真:Yohji Yamamoto 20SS)

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おわりに

今回は服好きな男性に向けて4つのおすすめブランドを紹介させていただきました。今回は紹介していないけど、他にもそれぞれのツボにはまるジュエリーブランドはきっとあるはずです。
「ジュエリーが好き」というのは、「服が好き」という感性の延長にあります。ファッションの一部として、自分を満足させる、あるいは自分を表現する手段が一つ増えると思って、好みのジュエリー探しもしてもらえたら嬉しいです。Twitterではもっといろんなブランドを紹介しているので参考にしていただければ~!

今回紹介した4つのブランドは、どちらかというとおしゃれ上級者向けなので、もっと気軽にアクセサリーを探してみたいという人はぜひこちらの記事をご覧ください。









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