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幸せの引き出しを開ける こころのエステ/衛藤信之





心理カウンセラー #衛藤信之 さんの著書
『 #幸せの引き出しを開けるこころのエステ 』を拝読📖しました。





本書は、さまざまな「悩み」の正体と、その解決法を衛藤先生が見聞きしたエピソードや例えなどを交えながら分かりやすく書かれていました。



多くの現代人は、
フィクションの幸福」を追っています。


と衛藤先生は仰っています。
フィクションの幸福」とは、簡単に言うと自分は動かずして、他者や環境から幸福が得られるものだと考えていること。


「環境が変われば幸せになれる」という思いは、「今の自分の生活に幸せを見つけることができないでいる」ということの証明です。
そしてそれは、テレビや社会から与えられた《暗示》でしかないのです。




自分も含めて、この暗示にかかっている人は本当に多いだろうと思います。
でも、その暗示に気付くか気付かないかは自分次第。
そこに気付くポイントは、本書で何度となく登場する「自己愛」と「自己信頼感」が関係しているようです。


本書の言葉を要約します。
自己愛」は、自分の心をカモフラージュしているので、自分の姿も、周囲の環境も、色眼鏡でゆがんでおり、わがままで、小さくて、弱い自分の代わりに、偉大で力強く、万能の自分が見えている子供特有の自己中心的な考え方をしている状態。

自己信頼感」は、希望的観測で期待を込めて見たり、悲観的立場で見たりするのではなく、すなおに、正確に、事実をありのままで認識するような大人へと成長した考え方ができている状態。


本来なら、人生経験をしていくことで「自己愛」から「自己信頼感」と成長していくものなのですが、それができてない人が多いので「フィクションの幸福」を追って苦しむ人が後を絶たない状況になっているのだと、改めて気付かされました。





本書は、もちろん自分の「自己信頼感」を高めるためのヒントにもなり得ますし、「フィクションの幸福」を追って苦しんでいる人たちがなぜそうなっていくのかを把握し、その人たちと直面したときにどのようにすればいいのかというヒントも得られるのではないかと思います。


また、以前拝読した『 #嫌われる勇気 』と通ずるところがあると思うので、本書と併せて何度も再読していきたいものです。











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