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AIで最重要プロンプトを一つ挙げるとしたら?(ChatGPT・Claude・Gemini等、全AI共通内容)

こんにちは、みなさん!

今日は、AIを使う上で最も重要なプロンプトについてお話ししたいと思います。AIの活用法はたくさんありますよね。でも、その中でも特に効果的なものって何だと思いますか?

ちょっと考えてみてください。

業務効率化できるような便利なプロンプトですかね?

ライティングとかも凄く便利ですよね。

そのどちらでもないんです(個人的意見です)。

今日はそんなお話です。

関連動画

⏰タイムライン
00:06 - イントロダクション:最も重要なプロンプトの紹介 01:11 - AIの言語モデルと推論能力の説明 02:16 - アイデア出しプロンプトの本質と重要性 03:19 - ネーミングの重要性と認知への影響 05:28 - AIを活用したイノベーションの可能性 06:32 - AIの確率的思考プロセスの実例 09:29 - AIの潜在空間でのシミュレーション能力 10:33 - ネーミングプロンプトの実践例 12:45 - パラメーター設定とスコアリングの重要性 15:59 - 最適なネーミングの選択方法 18:06 - マスコットキャラクター作成の実践 22:28 - キャラクター名と特徴のアイデア出し 26:48 - パラメーター設定とスコアリングの実践 30:03 - AIによるキャラクターイラストの生成 33:17 - まとめ:アイデア出しにおけるAIの活用法

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AIで最重要プロンプトを一つ挙げるとしたら?

さて、結論から言っちゃいますね。

最も重要なプロンプトは、

「アイデア出し」

なんです。

えっ、そんな単純なの?

って思われるかもしれません。
でも、実はこれこそがAIの能力を最大限に引き出す方法なんです。

具体的には、AIに

「アイデアを出してください」

とお願いすることです。意外に思われるかもしれませんが、これが実は最強のプロンプトなんです。

なぜそうなのか、一緒に見ていきましょう。

言語モデルと推論

まず、AIの仕組みについて少し理解を深めましょう。AIの基盤となっているのは「言語モデル」と呼ばれるものです。これは、大量のテキストデータを学習し、次に来る言葉を予測するための仕組みなんです。

リンゴとボールの例

身近な例で考えてみましょう。「リンゴを〇〇」と言われたら、多くの人は「食べる」と続けると思います。「ボールを〇〇」なら「投げる」ですよね。AIも同じように、文脈に応じて最も適切な言葉を予測するんです。

でも、AIのすごいところはそれだけじゃありません。もっと複雑な文脈でも推論できるんです。なぜなら、AIは私たちの想像を超える膨大な量の文章データを読み込んでいるからです。だから、より深いレベルの推論が可能なんです。

アナタの向こうのアナタに出会う

アイデアプロンプトの本質って何だと思いますか?

それは、あなたが入力したテキストに続く言葉をAIが予測することなんです。これって、ある意味であなた自身の潜在的なアイデアを引き出す手助けをしてくれているんですよ。

つまり、

「あなたの向こうのあなた」

に出会えるチャンスなんです。

自分では思いつかなかったアイデアや、潜在的に持っていたけど気づいていなかったアイデアに出会えるかもしれません。

これって、すごくワクワクしませんか?

アイデアプロンプトとネーミングプロンプト


ここで、私の個人的な経験をお話しします。

実は、アイデアそのものを出してもらうよりも、

「名前をつけてください」

というプロンプトをよく使うんです。
これを「ネーミングプロンプト」と呼んでいます。

なぜネーミングが重要なのか、次に詳しく見ていきましょう。

名前と認知の不思議

名前って、実は物事の認識に大きな影響を与えるんです。
これ、ちょっと面白い話なんですよ。

黒船と鶯色の例

例えば、江戸時代に黒船が来航した時の話を聞いたことありますか?「黒船」という概念がなかった人々には、それが見えなかったという話があるんです。信じられないかもしれませんが、本当なんです。

また、日本人は「鶯色」という色を認識できますよね。でも、その言葉がない文化圏の人々は、似たような緑色の中から鶯色を見分けるのに時間がかかるそうです。面白いですよね。

つまり、名前をつけることで、物事がより明確に認識できるようになるんです。これ、ビジネスの世界でも超重要なポイントなんです。商品やサービスのブランディングにも直結しますからね。

つまり、良い名前なら、その商品やコンテンツが良く見えるってわけです。
しかし、その商品と名前に雰囲気がかけ離れていてはいけません。ですから、そうならないためにも、次に説明する

「プロンプトエンジニアリング」

や、スコアリング時の

「パラメータ設定」

が、とても大事になるんです。

ネーミングのためのプロンプトエンジニアリング

さて、ここからが本題です。どうやって効果的なネーミングを行うか。そのためには、適切なプロンプトエンジニアリングが必要になります。ちょっと難しそうに聞こえるかもしれませんが、一緒に見ていけば大丈夫です!

AIにユーザー情報を教える重要性

まず大切なのは、AIにユーザーの情報をしっかり教えることです。なぜでしょうか?それは、AIが生成する情報の基盤となるからです。

例えば、商品やコンテンツの名前を考える場合、そのコンセプトや具体的な特徴をAIに伝えることが重要です。「かっこいい名前を考えて」だけでは、AIは漠然としたイメージしか持てません。でも、「20代の男性向けの、軽量でスタイリッシュなスマートウォッチの名前を考えて」と言えば、AIはずっと具体的なイメージを持って名前を考えられるんです。

これをしないと、生成する情報の基盤がないので、ユーザーの期待するものができない可能性があります。つまり、的外れな名前が出てくる可能性が高くなってしまうんですね。

Perplexityを使った情報収集

ここで、ちょっとした裏技をお教えしましょう。
実は、私が動画内で使っている方法なんです。

時間の関係で、Perplexityというツールを使って、私のネット上にある情報を読み込ませています。Perplexityは検索と情報整理を同時にやってくれる優れものなんです。

例えば、

「佐藤源彦のAI関連の活動について教えて」

とPerplexityに聞くと、私のブログやSNSの投稿、インタビュー記事などから関連情報を集めて、要約してくれるんです。これなら、わざわざ自分で情報をまとめる手間が省けますよね。

ChatGPTへの情報転用

次に、Perplexityで集めた情報をChatGPTにコピペします。ここがポイントです。

ChatGPTに

「以下の情報を元に、佐藤源彦のAI関連の活動について理解してください」

と指示を出し、Perplexityで得た情報を貼り付けます。これで、ChatGPTは私の活動や考え方について、ある程度の理解を得ることができます。

スコアリングとパラメータ設定

さて、プロンプトエンジニアリングを構築して、基盤が完成したら、実際にアイデアプロンプトやネーミングプロンプトを活用していきます。

しかし、AIにネーミングを依頼する際は、単に名前を出してもらうだけじゃダメなんです。

ここがポイントです。スコアリングとパラメータ設定を行うことが重要なんです。

スコアが高いものを参考に

まず、AIが提案した名前に対して点数をつけてもらいます。例えば、10点満点で評価してもらうとか。そして、高得点のものを参考にしていきます。

でも、ここで注意が必要です。AIの評価だけを鵜呑みにしちゃダメなんです。なぜかというと...

パラメータによって選択が変化

実は、パラメータの設定によって、AIの評価が大きく変わるんです。例えば、「一般理解度」「専門性」「新規性」などのパラメータを設定することで、目的に応じた名前を選びやすくなります。

具体的に見てみましょう。例えば、一般の人向けの商品名を考える場合は「一般理解度」を重視するパラメータ設定にします。一方、専門家向けの製品なら「専門性」を重視するパラメータ設定にする、といった具合です。

これによって、同じ名前案でも、目的によって評価が変わってくるんです。面白いでしょ?

動画でも話していることですが、AIが理解しやすい名称という要素も大事です。もし、新しい概念を生み出した場合、それをGPTsなどに用いるとしましょう。その場合、AIが最も理解しやすい名称にすべきなんです。

こやってみると、用途によって最適な名前って違ってくるんですね。
だから、スコアが単に高いだけで選ぶってのはダメなんです。

スコアが高いだけではダメ

ここで重要なのは、AIが高得点をつけたものが必ずしも最適とは限らないということ。人間の判断も大切なんです。

なぜなら、AIは与えられたパラメータに基づいて次の単語を予想して評価するというものです。実際の人間の思考ではありません。

実際のビジネスや生活の中では、数値化できない要素もたくさんありますよね。そこで重要になるのが...

心に響くものを大切にする

最終的には、あなたの心に響く名前を選ぶことが大切です。AIはあくまでも助言者。最終決定はあなた自身が行うべきなんです。

例えば、AIが高得点をつけた名前があっても、なんとなくしっくりこない...そんな時は、自分の直感を大切にしましょう。逆に、AIの評価は低くても、なんだかピンときた!という名前があれば、それを選んでみるのも良いでしょう。

結局のところ、名前は感情を伴うものです。数値だけでは測れない魅力があるんです。

アナタの奥深くにあるものを大切にしてください。
大切にしつつ、AIと共創してください。

それが私の考えるAI共創からのメッセージです。

実践:AIを使ったネーミング例

ここで、実際にAIを使ってネーミングを行った例を紹介しましょう。この例では、AIをテーマにしたYouTubeチャンネルのマスコットキャラクターを選ぶプロセスを見ていきます。

まず、AIに複数のキャラクター案を提案してもらいました。そして、それぞれのキャラクターを評価するためのパラメータをChatGPTに設定させました。これが重要なポイントです。

今回設定したパラメータは以下の5つです:

  1. 親しみやすさ

  2. ユニークさ

  3. インタラクティブ性

  4. 教育的要素

  5. ビジュアルの魅力

各パラメータは0から5点で評価し、合計点が高いほどチャンネルのアシスタントとして適していると言う判断材料になります。

例えば、ここでは、ユーザーがそのキャラクターに対して、何をしたいのかによります。

例えば、顧客に愛されるキャラにしたいなら、「親しみやすさ」が高い方がいいかもしれません。顧客に対して語りかけるような感じなら「インタラクティブ性」です。もし、何も語りかけないなら「ビジュアルの魅力」が大切です。

このように、キャラクターの用途によって、重視するパラメータが違ってくるんです。

さて、実際の評価結果はどうだったでしょうか? いくつかのキャラクターを見てみましょう。

キャラクターのスコアリング例

  1. ポポリン(エネルギッシュなハムスター)

    • 親しみやすさ: 5/5

    • ユニークさ: 3/5

    • インタラクティブ性: 5/5

    • 教育的要素: 4/5

    • ビジュアルの魅力: 4/5
      合計スコア: 21/25

  2. ニャム(怠け者で賢い猫)

    • 親しみやすさ: 5/5

    • ユニークさ: 4/5

    • インタラクティブ性: 4/5

    • 教育的要素: 2/5

    • ビジュアルの魅力: 5/5
      合計スコア: 20/25

  3. ピーコ(おしゃべりな小鳥)

    • 親しみやすさ: 4/5

    • ユニークさ: 3/5

    • インタラクティブ性: 5/5

    • 教育的要素: 3/5

    • ビジュアルの魅力: 4/5
      合計スコア: 19/25

この評価の結果、最高得点を獲得したのは「ポポリン」でした。
エネルギッシュなハムスターというキャラクター設定が、視聴者との親しみやすさやインタラクティブ性で高得点を獲得したんです。

※イラスト生成の様子は動画をご覧ください

でも、ここで大切なのは、単に点数が高いからといって、そのまま採用するわけではないということ。例えば、「ニャム」は総合点では2位でしたが、ビジュアルの魅力では満点を取っています。もし視覚的なインパクトを特に重視するなら、「ニャム」を選ぶという判断もありえるわけです。

また、「ピーコ」はインタラクティブ性で高得点を獲得しています。視聴者との対話を重視するチャンネルなら、この特徴は大きな魅力になるかもしれません。

つまり、こうしたスコアリングは、最終決定のための「参考資料」として使うのが best practice なんです。数字だけでなく、各キャラクターの特徴やチャンネルのコンセプトとの相性を総合的に判断して、最終的な選択を行うことが大切です。

このように、AIを使ったネーミングやキャラクター選びでは、適切なパラメータ設定とスコアリングが重要です。でも同時に、それらの数字を絶対視せず、人間の直感や感性も大切にすることが必要不可欠です。

まとめ

AIでアイデア出しやネーミングを行う際は、適切なプロンプトエンジニアリング、スコアリング、パラメータ設定が重要です。でも、それと同時に、人間の直感や感性も大切にしましょう。

AIは私たちの創造力を引き出し、新しい視点を提供してくれる素晴らしいツールです。でも、最終的な判断は人間が行うべきです。AIと人間、それぞれの長所を活かすことで、より創造的なアイデアや魅力的な名前が生まれるはずです。

ぜひ、これらの方法を試してみてください。きっと新しい発見があるはずです!自分では思いつかなかったアイデアや、心に響く素敵な名前に出会えるかもしれませんよ。

AIとの共創、楽しんでいきましょう!

それでは、また!

文章生成AI:Claude3.5sonnet
画像生成AI:DALLE3

【プロフィール】
ワンダー・佐藤源彦(さとう もとひこ)
医療系の研究所、心理学の研究所の勤務を経て独立し、心身に関する研究をしている。
心理学・カウンセリング・コーチングをAIに技術転用し、AI共創学を開発している。
現在、文系アナログ思考でもわかるAI企業研修や個人向けのAIスクールを開催。
これまでに書籍や雑誌など、執筆多数。AI共創ライティングを開発中。

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