株式投資私論・グロースパターン投資(成長パターンを見て投資)
今回は企業の成長パターン・グロースパターンを見て投資する方法のご紹介です。
※個人的な見解です。投資は自己責任でお願いします。
伸びている企業がある場合、そのセクターの銘柄が上がることがありますが、それももう少し細かく見る感じでしょうか。
最近、株価上昇が加速しているエヌビディアですが、GAFAMの一角であるメタ・プラットフォーム(旧フェイスブック)を抜いて現在(2021/12/01)7位に浮上して来ています。
出典:ヤフーファイナンス
伸びている理由は色々とあると思いますが、メタバースを背景としたGPUの需要に加えオムニバースというサブスクリプション型のプラットホームサービスの提供があると思われます。
それと同じくAMDもGPUに加え、ザイリンクスを買収しており、エヌビディアのようなグロースパターンを辿るのではないかと考えられるのです。
つまり、自社の製品を用い、今後の潮流であるAIや仮想空間などに向けたサービスの展開、というグロースパターンがここでは見て取れます。
ちなみに、メタ・プラットホームが採用したのはAMDの方です。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2111/09/news073.html
私はエヌビディアもAMDも保有していますが、エヌビディアの方を多く保有しています。理由は、オムニバースによるデジタルツインなどのサービス提供にエヌビディアは強いと見るからです。割安感はAMDの方があります。
また、AMDはインテル からシェアを奪って成長しています。シェア奪取もグロースパターンと言えます。
この「仮想空間移行パターン」と「シェア奪取パターン」の両方があり、まだ割安感のある銘柄を探してみました。それがマイクロンテクノロジーです。
ご存知の方も多いと思いますが、マイクロンテクノロジーは半導体メモリーを製造している企業です。
半導体メモリーは、今後、データセンター向けに需給が増えると考えられます(今流行りのメタバースも関係して来ると思います)。
https://news.mynavi.jp/article/20200715-1151884/
その場合、マイクロンテクノロジーのものが多く採用されると、株価は伸びると思われます。
そして、マイクロンテクノロジーはフォーワードネクストというプラットフォームを提供しています。これがエヌビディアのオムニバースのような展開になる可能性もあります。
また、シェア奪取パターンですが、現在、メモリー半導体でDRAM・NAMD共にシェア一位はサムスン電子です(2021/06/09 )。ここの牙城を崩すことができれば、マイクロンは更に伸びると考えられます。
https://www.kedglobal.com/newsView/ked202106080013?lang=jp
その可能性は十分にあると考えられます。マイクロンは世界初176層NANDを出荷し、10ナノメートルDRAMを量産出荷しています。
https://www.kedglobal.com/newsView/ked202103150003?lang=jp
ということで、今後、マイクロンがサムスンのシェアを奪っていく可能性は十分あります。
現在(2021/12/01)のマイクロンの株価は以下です。
PER,PBRを見ると割安感があり、今後の金利上昇局面で、こうした割安株を保有していくのはよいのではないかなと考えます。バリュエーションの高い株は金利が上昇すると下がる可能性がありますので。
チャートは、4/12から下降トレンドですが、10/12で底打ちし再び上昇トレンドになろうとしています。ここで前回の高値を超えていけるかがポイントとなります。半導体メモリーの価格下落が底打ちし、需給が回復し、来年も必要とされるか、です。
このマイクロンテクノロジーですが、私は購入の候補としています。今、パウエル砲で金利が上昇していますので、全体の下げ止まりを確認しつつ、新たな銘柄を買入していこうかなと思います。
私の購入パターンは、オムニバースを評価してエヌビディアを最初に購入し、ザイリンクスの買収を評価しAMDを購入。マイクロンを購入する場合、このパターンからとなります。
既に半導体銘柄はエヌビディアとAMDを保有しているので、別のセクターに投資するかもしれませんし。けど、ハイテク一本で行きます!
それでは、また。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?