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2023年冬アニメ感想#8

第8回は、「Buddy Daddies」を紹介します。

 殺し屋バディである一騎と零が、任務をしながら、4才の女の子ミリを子育てするうちに、家族愛が芽生えていくという話です。アニメ評論系YouTuberのたぐちエンターテイメントさんが激推ししていたので、見てみました。

 1話では、殺し屋のバディ(相棒)である一騎と零は、ある任務で、ホテルでクリスマスパーティをしているマフィアのボスを殺してしまいます。お父さんを探しに迷い込んだ4才の女の子ミリに、一騎は「僕がお父さんだ」(嘘)と伝えます。それを信じたミリは、一騎のことをパパと呼び、懐きます。ミリの本当のお父さん(マフィアのボス)を殺してしまったので、一騎は仕方なく、ミリを引き取り一緒に暮らすことになりました。
 2話では、麻薬組織のボスが住む入り江の豪邸に潜入します。無邪気なミリがいて、任務は上手くいかずに終わります。3話では、ミリの母親の情報を掴み、ミリの母親に会いに行きます。母親は小さなバーで歌い手をしており、ミリには会いたくないという態度をとります。そのため、一騎はミリとミリの母親を会わせずに、ミリを家に連れ帰り、一緒に生活する流れになります。4話以降も、数々の任務をこなし、ミリとの生活を通して、仮初めの家族愛を深めていく話になると思います。

 Buddy Daddiesというタイトルは、Buddy(殺し屋の相棒)+Daddies(ミリの父親たち)であり、どちらも一騎と零のことを指していると思います。
 ミリは、外見が「とある科学の超電磁砲」の御坂美琴の幼少期に似ていると思います。好奇心がとても強く、遊んだり抱っこを求めてきます。僕自身は子育ての経験はないですが、等身大の無邪気な5才の女の子だと思います。
 OPの「SHOCK!」は、YOASOBIのAyaseが作曲しており、所々に「夜に駆ける」を感じます。エレクトーン、リズムの刻み方、クラッピング、転調などのYOASOBIの曲調が詰まっています。
 
 まだBuddy Daddiesの魅力の気づいていない人が多いです。たぐエンが高評価する理由も分かる気がします。「スパイファミリー」と似ている部分は多いです。スパイファミリーは、ロイド(男・スパイ)とヨル(女・殺し屋)とアーニャ(4〜5才?の女の子・超能力)で、家族愛を描いています。それに対して、Buddy Daddiesは、一騎と零(男・殺し屋)とミリ(4才の女の子)で、家族愛を描いています。アーニャは、心が読める能力・口調・外見など、キャラとして仕上がっていますね。TwitterやYouTubeでネタにしやすい点が良いです。アーニャの年齢に関しては、いろいろな考察があります。ミリは、特別な設定はなく、普通の元気な5才の女の子です。アニメを見ていると、ミリはとても可愛いし、ミリのような子供が欲しくなります。
 
 お仕事系アニメで定評があるP.A.WORKS制作のアニメということで、期待しています。内容(潜入シーンやミリとの家族シーン)は面白く、OPの曲も良いので、もっと人気になってほしい作品です。無邪気な4才児や「スパイ・殺し屋・潜入」といったアニメが見たい人におすすめします。