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超簡単! 麻雀の遊び方と楽しみ方 vol.3 (麻雀の組とドラについて)

前回は、麻雀における動きに着目しました。その中で3つの同じ牌の組、3つの同じ種類で連続した牌の組という言葉が出てきたと思いますが、今回は、これらのような麻雀における組について説明します!麻雀の組ではそれぞれに名前がついており、この名前は知っておくと便利なので、組→名前の順で以下に記載します!!
 
 
 
3つの同じ牌の組→刻子(コーツ)
3つの同じ牌の組は刻子(コーツ)と呼びます。この名前の由来として、自分の手牌に3つの同じ牌の組がある時、麻雀において暗刻(アンコ-)があると言うことに由来しています。つまり、暗刻の後ろの刻という字を前に置いた形で刻子(コーツ)と呼ばれます。ちなみに、カンをするには、手元に3つの同じ牌の組が必要なので刻子が必要であると言い換えることができます。つまり、自分の手牌に刻子があった状態で他の人がその刻子と同じ牌を捨てた場合にカンができます。また、ポンによって3つの同じ牌の組を右側に置くという動作に関しても、自分の同じ牌2つと他の人が捨てた牌を刻子として自分の右側に置くと言い換えることができます。このように、刻子という言葉を知っているとカンやポンの動きも理解することができます。刻子の例は以下の図1の通りになります。

図1. 刻子を表す例

3つの同じ種類の連続した牌の組→順子(シュンツ)
3つの同じ種類の連続した牌の組を順子(シュンツ)と言います。この名前は数の順番に従っている3つの牌の組と考えていただいて大丈夫です!つまり、この組は必ず数牌である必要があります。(字牌ではできない)前回の記事でも説明したチーという動きは順子を作るための動きであることが分かります。つまり、自分の2つの牌が後一つの牌があれば順子の状態になる時に、他の人がその牌を捨てた時にチーと言うことができ、順子として自分の右側の位置に置くことができると言い換えることができます。このように、順子を理解することでチーの動きを詳しく理解することができます。順子の例は以下の図2の通りです。

図2. 順子の例

2つの同じ牌の組→対子(トイツ)
2つの同じ牌の組は対子(トイツ)と言います。対子の「対」という字は相対するというニュアンスが含まれるので、2つであると覚えていただく感じで大丈夫です!対子を知っていることで、ポンの動きをより詳しく理解できます。ここで、刻子という言葉も使いますので復習として同時に読んでいただけたらと思います。ポンができる条件は自分の手元に2つの同じ牌の組、つまり対子がある時に他の人がその対子の中の牌と同じ牌を捨てた時にポンと宣言することです。そして、ポンした後の動きとしてその牌と自分の対子を並べて刻子として自分の右側に置きます。つまり、ポンの条件とポンした後の動きを対子、刻子という言葉を用いて言い表すことができます。このように、対子、刻子という言葉の意味を知っているとポンの動きも同時に理解できるので、この機会に読んで理解することをお勧めします。対子の例は以下の図3の通りです。

図3. 対子の例

また、対子にあと一つ同じ牌が加われば順子になることに関して以下の図4のようなイメージで理解できます。

図4. 対子と刻子の関係を表す図

そして、刻子、順子、対子が分かれば上がりの形も理解することができます。最初の記事では、上がりの形について3つの牌の組を4セット、2つの牌の組を1セット作ることと言いましたが、これでは覚えにくく理解しにくいですよね…。そこで、刻子、順子、対子という言葉を用いると上がりの形を理解しやすくなります!

改めて上がりの形を説明すると上がりの形は

刻子または順子を4組、対子を1組

作ることです!めっちゃ理解しやすくなりましたね!上がりの形とは、麻雀において自分の手元にある牌が得点を貰える条件を満たしたことに意味します。つまり、上がりの形を以て上がりとみなされて⑧~⑨の流れを止めてその形が満たす役の数だけ得点が貰えるということになります。(ただし、一部例外あり)このことに関しては、次回に上がりと役というテーマについて詳しく説明するので、その際に理解していただけたら大丈夫です!とりあえず、今伝えたいことは刻子、順子、対子を理解することは麻雀の動きや上がりの形を理解するうえでとても重要であるということです。

次に、ドラについて説明します。ドラによる得点上乗せについては次回以降の記事で説明する予定なので、今回はドラとは何か、ドラによってどんなメリットがあるのかについて説明していきたいと思います。ドラとは指定牌組のめくられた上の牌の次の牌を表す牌のことです。指定牌組とは、以下の図5の紅い枠で囲んだめくられた牌を含む2つの牌の組を意味します。

図5. 指定牌組と指定牌組の近くの山牌を表す図

ドラは指定牌組で表示されている上の牌の次の牌を表すので、例えば図5では萬子の一の次の牌が萬子の二であるため、萬子の二がドラであると言えます。ここで、指定牌組のめくれた上の牌をドラ表示牌と言います。このように、ドラ表示牌が数牌であれば指定牌組の表示されている牌の数の次の牌がドラであると考えれば良いのですが、これではドラ表示牌が字牌の場合にどうすればいいのか分からないですね。実はドラ表示牌が字牌のドラにはルールがあります。具体的には以下に示す図6においてドラ表示牌の右側がドラであると考えてください!

図6. 字牌に関するドラに関する図

つまり、図6からドラ表示牌が東であれば、その右にある南がドラであり、ドラ表示牌が真っ白な牌(白)であれば、その右にある撥がドラであるということができます。このことは、図6を見ながら繰り返し5回位東南西北東(トンナンシャーペートン)、白発中白(ハクハツチュウハク)でドラ表示牌の右側がドラと唱えていれば自ずと理解できると思います!また、カンをした時に図5にある①もドラ表示牌となります。そして、もう一度カンをすると②もドラ表示牌となります。このように、カンをすることでドラ表示牌の右隣の牌もドラ表示牌となってドラが増えることに繋がります。最大でカンをできる数が4回であり、この場合、①~④までドラ表示牌となります。
 
今回は、牌の組とドラに関して説明しました。今回の知識は麻雀において特に重要であり、ゲームをする上で不可欠なのでぜひ、ゲームを見ながら理解してみてください。
 
今回も読んでいただきありがとうございました!!

*この記事において用いた画像リンクは以下の通りです*
 
図1.
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図2.
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図3.
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図4.
https://th.bing.com/th/id/R.eec10fe4213e96f3ea7b8d071ab9deed?rik=epjvu2z5%2bBHHcg&riu=http%3a%2f%2fmahjong-joutatsu.com%2fwp-content%2fuploads%2f2021%2f10%2f0105rule06-1024x288.png&ehk=exbfd%2f9YlXXYRUYaf2aXI8mQEFv9DWHomYmnljOkDPA%3d&risl=&pid=ImgRaw&r=0
 
図5.
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