アーティストについて
こんにちは、前回はHIPHOPの4大要素を紹介していきました。
今回は、HIPHOPの4大要素の1つであるラップを中心に活躍されているアーティストを紹介していこうと思います。
Dr Dre(ドクター・ドレ)
アメリカ合衆国のラッパー、音楽プロデューサー。多彩でほかにも、俳優、実業家、経営者としても活躍されています。
Dreは18歳の頃、「The World Class Wrekin’ Cru」(ザ・ワールド・クラス・レッキン・クルー)という当時、西海岸のHIPHOP発展の初期に活躍を果たしたグループのメンバーでした。そこから、ラッパー、プロデューサーとして活動します。しかし、Dre自身留置所に何度も入り、そのたびにリーダーのLonzo Williams(ロンゾ・ウィリアムス)に保釈金を支払ってもらっていました。それにより、Dreはウィリアムスに見放されてしまいました。
そこで当時ドラックディーラーの知人であったEazy-Eの助けにより、留置所を出ることができました。そのとき、条件としてEazy-Eから、彼が立ち上げるレーベルへの協力が提案されました。Dreは条件を受け入れ、Eazy-Eと「RUTHLESS RECORDS」を立ち上げます。その際、The World Class Wrekin’ CruをメンバーのDJ Yellaと共に脱退し、別グループに所属していたIce Cube、Arabian Prince、オーディションの際に才能を見込まれたMC RENと共に、伝説的グループと呼ばれる「N.W.A」を創設しました。
N.W.Aはアメリカで最も危険と呼ばれる地域のコンプトンで精力的に活動し、過激すぎる歌詞を特徴とし、コンプトンの不良たちを中心に話題を呼びました。その過激な歌詞は、FBIから過激な歌詞を歌わないようにと忠告されるほどでした。
代表作は「Straight Outta Compton」(ストレイト・アウタ・コンプトン)。2015年に伝記映画「Straight Outta Compton」が公開され、全米興行収入3週連続No.1という記録的な映画となりました。さらにStraight Outta Comptonのアルバムは、アメリカの「国家保存重要録音制度」に登録されるなど多くの影響を与えました。
一世を風靡したN.W.Aですが、Eazy-Eがギャラをピンハネしていると疑惑が上がり、メンバー内に確執が生まれました。それが原因かは不明ですが、1988年にArabian Princeが脱退。翌年にもIce Cubeも脱退し、91年にはDre自身も脱退してしまいます。95年にEazy-Eがエイズにより31歳という若さでこの世を去り、N.W.Aは消滅してしまいます。
以上今回はDr DreがThe World Class Wrekin’CruからStraight Outta Comptonまでについてを紹介しました。続きについてはまた次回紹介します。