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ウルトラ怪獣を紹介#2 ゴモラ

 本日はウルトラ怪獣の紹介、第二回です。今回は「古代怪獣ゴモラ」に関して紹介します。
 
「古代怪獣ゴモラ」は前回の「どくろ怪獣レッドキング」と並ぶ有名な怪獣の一体で、恐竜ゴモラザウルスの生き残りとされる古代怪獣です。
 オーソドックスな恐竜型のフォルムを持ち、三日月型の巨大な双角と鼻先の一本角、胴体前面の松かさ状の鱗、太く長大な尻尾が特徴となっています。
 また強靭な肉体と生命力の持ち主で、数億年の長い眠りから醒めた直後にも関わらず活発に暴れ回り、切られた尻尾も別の生き物のように動き回ります。
 レッドキングにも匹敵する持ち前の怪力は言わずとも、尻尾の一撃は特に強力で、ウルトラ戦士ですらまともに喰らえば昏倒必至の威力を誇る。
 さらに、一度はウルトラマンを退けた強豪とされ、洗練されたデザインも相まって今なお絶大な人気を誇る代表格です。また同じシリーズのレッドキングとは共演の機会が多く、セットで扱われる事が多いようです。
 
 初登場は「ウルトラマン」第26・27話「怪獣殿下(前・後編)」に登場し、ジョンスン島の岩山の中で眠っていたところを発見され、万博の展示品にするというとんでもない計画が持ち上がりました。
 それから空輸による万博会場までの輸送の途中に麻酔が切れて暴れ出してしまい、高空から放り出されてしまいました。その地面に叩きつけられたショックで生来の凶暴性が目覚めてしまい、大阪を破壊し尽くしてしまいます。
 第一戦目ではウルトラマンを退けるものの、強力な武器であった尻尾を切り落とされてしまいました。第二戦目では大幅に弱体化した状態で再びウルトラマンと対峙した際は、片角を折られた挙句、スペシウム光線を頭部の傷に直接叩き込まれ、くず折れるように死亡してしまいました。
 
 このようにあまりにも勝手に連れ出された割にはあんまりな仕打ちでかわいそうだとして、劇中でも同情の声が上がっています。
 それ以降の作品では敵側として倒される役割が多かったですが、その後年の「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」の作品ではウルトラ戦士に代わる主役キャラとして登場して活躍しています。この作品では主に様々なウルトラ怪獣との格闘がメインでゴモラが実質ヒーローの扱いにされており、後年の作品にも影響を与えます。
 また、最新作である「ウルトラマンデッカー」にも登場し、劇中では「宇宙浮遊物体スフィア」に寄生され、「スフィア合成獣スフィアゴモラ」として登場しています。
 
 ゴモラは怪獣の中でも洗練されたデザインで印象に残ると思います。もしこの怪獣に興味があれば、この怪獣が出てくる他作品の回を一度見てはいかがでしょうか。