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絶対見逃せない世界大会VCT#09

 今回も前回同様参加チームを紹介します。

 ・BOOM Esports(以下BME)
 BMEは今回まで世界大会へ出場したことはありませんでした。PRXやXIAといったAPACの強豪に阻まれ続けましたが、APAC地域のLCQを勝ち上がりVCTへの出場権を獲得しました。BMEはセットアップや打ち合いよりも相手の情報を取ることで有利に立ち回ることを特徴としています。特にセンチネルであるfl1pzjderが一人でサイトを守り、残りを4人でスタックして防衛することにより、エントリーを潰すことが容易にできます。さらに、かみ合わない場合でも最小限の被害でリテイクをすることができるため、考えられた戦略と言えるでしょう。ロスターはblaZek1ng、fl1pzjder、BerserX、Tehbotol、famouzの5名で、コーチはmeowです。世界経験のないチームですが、VCTではどこまでの成績が残せるのか期待です。

 ここまでがAPAC地域の3チームです。

 ・EDward Gaming(以下EDG)
 EDGは東アジア地域のLCQを1マップも落とすことなく勝ち上がったチームです。中国地域が初参加した今回のLCQにはVCT 2022 Stage 2 Mastersに出場した日本のNortheption、韓国のOn Sla2ersに圧倒的なパフォーマンスをして勝利し、VCTに出場を果たしました。先日のLCQを見た人ならダークホースのチームとして世界を驚かせることを期待しているでしょう。EDGの特徴は何と言っても全員の撃ち合いの強さがエース級であることです。ZmjjKKのオペレーターの精度と反応速度は世界トップレベルで、彼だけでゲームを壊されてしまうこともあります。また、CHICHOOは小人数戦の強さが頭一つ抜けており、チームが苦しくなった時に支えます。攻撃的なプレイスタイルであり、エコラウンドにZmjjKKにだけオペレーターを持たせたヒーローバイで勝負することがあるため、見ていて面白いチームとも言えるでしょう。初戦では似たプレイスタイルのPRXとの対戦であるため、注目が集まっています。EDGがVCTではどれだけ通用するのか期待です。

 東アジア地域の代表は1チームになります。
 以上が今大会に出場する全16チームです。
 今回も2チームを紹介しました。次回はVCTの日程や対戦カードについてまとめます。