見出し画像

目指せ雑学マスター【干支編】#6

 あなたは今年の干支について知っていますか?こう質問するとほとんどの日本人が十二支である動物の寅を答えると思います。しかし、十二支は時刻でも使われるといったことはどうでしょうか?といったことに関しては、ほとんどの人が分からないと答えると思います。したがって、これらの知識を持つことによって、例えば、十二支をどうやって時刻にしているかと聞かれた場合にこの雑学を披露することで、会話が弾むきっかけを作れる可能性があると考えられます。この記事では、そういった明日から披露できる干支についてどのようなものなのかを紹介します。
 まず、十二支での時刻を表す方法について説明します。十二支での時刻は十二時辰と呼び、子の刻や丑の刻といったように十二支の後ろに「の刻」と付けた呼び方をします。24時間を12に分けるため、2時間に1度十二支が変わるようになっており、子の刻は23時から1時までであり、丑の刻は1時から3時までというように分かれています。しかし、時間を日の入り具合、暮れ具合を見て判断しており、季節によって多少時間がずれることからおよその時間とされています。
 次に、十二時辰の使用方法を説明します。十二時辰は時刻であるため、指定した時間のみに使用します。そのため、もっと分かりやすく表現しようと考えられた言葉に始まりの時間を指す初刻と2時間の真ん中にくる時間を指す正刻があります。例えば、子の刻の初刻は23時、正刻は0時をそれぞれ表しています。初刻や正刻以外にも十二時辰をさらに分けたものがあり、例えば、子初や子正のように十二支に初や正を付けて1時間ずつの時間帯を分けた2小時、例えば、子の上刻や子の中刻や子の下刻のように40分ずつにして時間帯を3つに分けた3刻、子一つ、子二つ、子三つ、子四つというように30分の時間帯に分けた4刻といった時間の表し方があります。
 まとめとして、十二支を使用した時刻を十二時辰と呼ぶ、十二時辰の子の刻は23時から始まり2時間で次の十二支になる、十二時辰をもっと分かりやすくする表現する言葉に初刻と正刻がある、時間帯の分け方には、種類があるといった4つが分かったと思います。これらの知識を覚えていることによって、例えば、日常生活の中で時間を確認する、また捻った時間の表現をしたい場面で使用することや、知りたい人がいた場合に教えてあげられることによって雑学マスターの道の一歩になるのではないかと考えます。