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ウルトラ怪獣を紹介#1レッドキング

 突然ですが皆さんはウルトラ怪獣というものをご存知でしょうか。この言葉を聴くと、ウルトラマンの作品に出てくる怪獣だと思うでしょう。ウルトラ怪獣はウルトラマンという作品に欠かせない存在となっております。
 現在のウルトラ怪獣の数は3000体以上いるといわれています。そんな中でも印象に残った怪獣もあるでしょう。しかし、あまり知らない怪獣も多いはずです。この記事ではウルトラ怪獣の中でも有名な怪獣、マイナーな怪獣を取り上げ、ウルトラマンを知っているけどウルトラ怪獣はあまり知らない人でも分かりやすく紹介していきます。
 
 第一回では「ウルトラマン」の作品に出てくる「どくろ怪獣レッドキング」について紹介します。
 まず、「どくろ怪獣レッドキング」は「ウルトラマン」においてトップクラスの人気と知名度を持ち、他作品への客演回数を誇るシリーズの大看板となっています。恐らくこの怪獣を知らない人はそうそういないんでしょうか。
 別名の通り人間の頭蓋骨によく似た小さな頭部と、黄ばんだクリーム色の蛇腹のような鱗に覆われた、マッシブな体格も相まってスイートコーンのようにも見えるシルエットが特徴で、一度目にしたら決して忘れられないであろう秀逸なデザインです。
 
 登場するたびに他の怪獣に勝利する様は、まさに怪獣の王様で短気で喧嘩っ早い乱暴者で、相手が自分より大きかろうが小さかろうが一切容赦しない残虐性を秘めています。
しかしその一方で、コミカルで愛嬌のある仕草が目立ち、特にウルトラマンに投げつけようと持ち上げた巨岩をスペシウム光線で撃ち壊され、足に落っことして痛がるシーンはあまりにも有名で、これが人気の一因となっています。
 しかし、皆さんはこう疑問に思いますでしょうか。赤い怪獣ではないのになぜレッドキングなのかと思います。
 これは様々な諸説がありますが、最初は赤い怪獣としてデザインされていたが、デザイナーの色指定ミス、造詣担当の塗装ミスや、企画段階であるレッドマンの時に最強の怪獣だったから、と言った説が有名です。
 
 「ウルトラマン」第8話「怪獣無法地帯」に初登場し、劇中では島を訪れた他の怪獣との取っ組み合いを繰り広げていました。
 その後、ウルトラマンと対決しますが、突進攻撃をかわされて岩山に頭をぶつけ、投げつけようとした岩石をスペシウム光線で叩き落とされ自分の足に落とすと、一方的に翻弄されました。
 しまいには強烈な背負い投げを受け、痙攣しながら息絶えました。また、同作品内で第25話「怪彗星ツイフォン」にてレッドキング2代目という別個体も登場します。
 
 このようにレッドキングは狂暴ですがどこかコミカルな印象があると思います。もし機会があれば、この怪獣が出てくる「ウルトラマン」の回を一度見てはいかがでしょうか。