箱根本屋案内 1
本喫茶わかば
小田原駅・箱根湯本駅から桃源台へ向かうバスに乗って仙石原へ。仙石案内所から歩いて数分のところに本喫茶わかばはあります。
本喫茶わかば 外観
オープンは2021年の3月20日、箱根湿生花園の再開と同日。
店主は宮ノ下での一箱古本市や、小田原ブックマーケットに関係した方です。箱根・小田原地域の本に関するイベントをやっていた方が、クラウドファンディングで資金を募り、開いたのが本喫茶わかばです。棚は、これまで店主が参加したイベント等で売っていた本がメイン。結構絵本が多かった印象です。あとはクラウドファンディングのリターンで棚貸しを選択した方が本を並べていました。代表的な方だと、本八幡で本屋をやっているkamebooksさんです。あと、下北沢のBOOKSHOP TRAVELLERで棚を出していた大安門堂さんも棚を出しています。意外と、間借り本屋界隈、狭いのかも……?喫茶スペースに面した本棚は店内閲覧用でした。個人的には箱根の温泉に関する社史を見つけてしまい、非常に気になってしまいました。
本喫茶わかば内 自分の棚
「本屋が好きすぎて」とキャッチコピーを書いてもらってました。「本屋旅行人」という肩書を使ってますが、自分のキャッチコピーというものを作ったことがなかったのでこれはかなり新鮮でした。本屋や出版に関する本ならそこそこ揃えてる自負はあります。
周辺には箱根ラリック美術館や箱根湿生花園があるので、ついでに本を見ることも可能です。
プリンやお茶なども有るので仙石原でゆっくりティータイム、もよさそうです。チーズケーキ、食べればよかったなぁ……
今回買った本
今回買った本は『ヨーロッパ民族食図鑑』(筑摩書房)、『チェコへ行こう! 絵本と雑貨とちいさな街めぐり』(河出書房新社)、『やりたいことがある人は未来食堂に来てください』(祥伝社)の3冊。自分にしては珍しくビジネス書を買ってみました。チェコ本は、2019年のプラハ滞在が思ったよりもいい印象だったので、今度こそじっくりチェコの本屋を回りたい(+路面電車の撮影と各地のビールと食事を堪能したい)ので購入。本屋情報が少しでも載っていれば、つい買ってしまいます。『ヨーロッパ民族食図鑑』はなんとなく購入。多分昼食を食べた後に行ったから、気分が食関係の本を求めていたのでしょう……
本喫茶わかばのnoteは以下
今回本喫茶わかばへ行く前に、小田原の高野書店にも寄ってました(小田原→仙石原はバス1本で行ける距離なので)。『近世貸本屋の研究』(東京堂出版)、『鎌倉文庫と文芸雑誌「人間」』と、なかなかの収穫でした。ここだけで1万近く使ってしまいました……1万円では本をしこたま買うことは、できないんです……鎌倉文庫、なかなか情報が出てこないので、今度鎌倉の古本屋に行って探してみようかなと、思います。