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〝お客様は神様〟じゃないよね?


We reserve the right to refuse services to anyone.

〝お客様は神様〟じゃないよね?

あれは、ひとりの歌手がコンサート会場に来てくれている〝自分のファンたち〟に向かって言った、「あなた方が歌手三波春夫の創造主です」という意味であって、もしそのとき「みなさまは神様です」とでも言っていれば、しつこい誤用もなかったと思うんだけどね。

アメリカのレストランは、どこでも入るとこんなサインが必ず目につくーー、

「We reserve the right to
 refuse services to anyone」

「私たちはだれに対してであれ
 サービスの提供をお断りする
 権利を保有しています」

カスタマーの意向は尊重されはするも(おそらく日本よりも)、そこに上下意識はない。

Good Serviceを引き出すのも、客の器量なんだよね。

そう、実際に追い出されるところを何度か見た。「客に対してなんだ!?」とかごねずに、案外すごすごと去ってゆく。他の客もそのことを当然と理解する。

この〝権利保有〟の共通意識があるからだろうね。

(思えばアメリカで、初っ端から横柄だったり偉ぶっていたりする人に会ったことがない。カメラマンやっていたから仕事で有名歌手(ヒューイ・ルイスとかさ)や巨大企業のトップの人たち(Microsoftとかさ)にも会ったけど、そういう人たちほど…なんと言うか…元気を分け与えてくれると言うか…デカい!)

つまり、どこであれどんな状況であれMan to Manーー人間対人間。

お金払うときにこそ、人の謙虚さは量られる。人徳も試される。

日本でも「お忙しいところごめんなさいね」なんて店員さんに言ってみると、想像以上にほがらかになってくれる、よ?

Thank you so much for reading!
 
LOVE and PEACE,
MAZKIYO
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