ドッキリ番組が怖すぎる

一定数の人は共感してくれるであろうことを言うけどさ。
ドッキリ番組、怖くない?
なんであれがドラマとかニュースとかと同じ顔してテレビに映ってるのか、マジで理解が出来んのやけど。

ドッキリ番組が怖いのには幾つか理由があって。

まず一個目に、シンプルに危なくね? っていう理由。
よく見るのは、「床が急に崩れ落ちる」とか。「突然階段が滑り台になる」とか。「急に机から熱い物が噴き出す」とか。「座った椅子が派手に転がって後ろに落ちる」とか。まあ挙げてったらキリないねんけど、ざっとこんな感じやんか、ドッキリ番組の体張り系って。いや、まあ細心の注意を払ったうえでやっとんのやろとは思うよ。落とし穴の下にスポンジ敷き詰めてあるのとか見えるしさ。
けどそれ、そこまでしてやることなんか? って思う。
そりゃ、リアクション芸人と呼ばれるような人たちは、リアクション面白いよ。けど、そのリアクション引き出すためにそこまでする必要はあんのか? と。落とし穴にしてもさ、たとえ下にクッションがあるって言うても、床が無くなる衝撃で首いわすこともあるかもしれんし、舌嚙むかもしれんやんか。体張る芸人さんもさ、「咄嗟に」体張ることは想定してないやろ。「自主的に」、それこそダチョウ倶楽部みたいにフリがあってから熱湯風呂に落とされるとかやったらまだ見てられるけど。咄嗟にそんなことしたら、己の身を守れんのちゃうんか? と思ってこっちがびくびくする。

二つ目に、心的外傷は無いんか? っていう理由。
体は無事でも、メンタル的に大丈夫なんか? って思う。小学生のお遊び的な感じで体操服のズボンおもっきし下ろされたとき、一般人の私でもしばらく人が後ろに立つの怖かったもんね。一般人よ? 頻繁にあるわけないやんか、そんな状況。でも、それでもしばらくは人が後ろに立つの嫌やったし、今もなんなら苦手。
それが芸能人なんか、連続でドッキリ仕掛けられたりするやんか。リアクションが面白いっていう理由だけで、もうドッキリ専門みたいになってる人もおるやんか。日常生活、安心して送れんのか? って不安になる。

三つ目も二つ目と似てるけど、プライベート空間にずかずか入り込んでてええんか? って思う。
ドッキリって、人が油断してるときにかけるやんか。だから常に、芸能人の楽屋とか、収録間の休憩中とか、「素」の状態でおる時に起こることが多い。たまに、カフェとかに来てる一般人にかけてたりもするやん。あれはホンマかどうか知らんけどさ。万が一ホンマなんやとしたらよ。プライベートもクソもあらへんやないかって思う。やってることは、パパラッチと一緒やないんかと。何なら、静かにカメラで写真撮るだけのパパラッチよりタチ悪いやんか。場合によっちゃ危険なことしたり、わざと怒られるように仕向けたりするし。

書いてて腹立ってきたな。マジであれ、何?
いや、リアクションが撮りたいなら「自主的」なものを撮ればええんちゃうの? 覚悟決める猶予のあるやつ。訓練された猛獣とか、毒虫とか、そういうのと戦わんといけんってなったら、心の準備して自分からいけるやん。ていうか、ああいう類の番組ってリアクション以外に撮りたいものあんの? もしあるんやったら教えてほしい。
「いや、あんなんヤラセやろ」っていう人もおるかもしれんけど、そんなことはどうでもよくて。見てたらひやひやするし、びくびくするし、不安になるのよ、こっちが。あれモニターで見て笑うてる芸能人の人たちも、絶対不安になるやろ。だって明日は自分の番かもしれんのやで。マジ怖。
 モニタリングとか好きって言うてる人とは多分一生分かり合えへんのやろうな。出来る限り、不安になりたくないからこれからも見ん。これ読んでる人で好きな人おったらごめんな。

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