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第482回:価値が無いから、一人で生きていくしかないのです

一瞬だけ全然違う話するわ。愛用メカニカルキーボード、やっぱり「K」のボタンがおかしなってしもてますね、これ。なんでなの。普通に入力してるだけやのに、おんなあんじに全然カ行がうてなあったりしますね。認識されるときとされないときの違いはなんなの。

いを取り直して。取り直せなかった。「K」が打てないから。
気を取り直して。

最近体調の悪さが原因で、色んな予定をリスケしてもらったり、頼まれごとを断ったりしている。
あ~、嫌です。本当に自分が嫌。
徐々にみんなに諦められていってるのが分かる。こういうことを繰り返していると、もう二度と頼りにされなくなる。だって頼りにならんもんね、体調崩してぶっ倒れて何も出来んようになる奴なんて。きっと私のいないところで、「本間さんはどう? あ、でも頼まない方がいいか、体調悪いもんね」っていう会話がなされている。こうしてどんどん頼りにされる機会がなくなっていって、ついにはみんなにとって不要な人間になってしまうんだろう。

やっぱりこの世に必要な人間ってのは、なんでもできる人間なんだよな。私みたいに何も出来ない人間は、この世に不要。なのに死ぬことは許されない。世知辛い世の中だぜ。どうやって生きていけっていうんだ。

別に頼りにされたいわけではない。信用してほしいわけでもない。だって私自身、私のことを信用していないから。
でもなんていうか、必要とはされたい。分かる? この絶妙なニュアンスの違いが。生きていてもいい理由がほしい。この世界に自分がいてもいい理由がほしい。それを実感するには、やっぱり誰かから何かを頼まれて、それを遂行するっていうのが一番いいんよね。だから常に誰かに何かを頼まれたい。いや、なんていうか、頼まれてももちろんそれを完遂できるかどうかは分かんないんですけどね。体力ゴミだし。体調クソだし。

なんなら最近は、何か物語的なものを書こうと思うと、途端に気分が悪くなって心臓がバクバクする。なんでだろうな、なんかトラウマにでもなったのかな。でも別に、まだそんなに心ブチ折れて再起不能になるほども公募落選してないし。適度に私の文章を好きでいてくれる人もいるし。
でもな~。自分の脳みその限界に気付き始めているってのはあるんだよな。想像力はある方だと思ってたけど、どうやらそうでもないみたい。色んな本とかドラマとか映画とか、ネットのおもしろコンテンツとかを見ていると、いかに自分がちっぽけな世界でうろうろしていたかが分かってしまう。こんなしょうもない脳みそで作り出せる世界なんか、たかがしれている。もちろんその狭い世界を楽しんでほしいという気持ちもあるけどね。

でも最近私が好むコンテンツ自体が、私の創作レパートリーの中に含まれていないんだよな。
どんでん返しのミステリーとか。伏線回収系のコントとか。一つの事柄からどんどん飛躍していくおもしろ記事とか。
なんかそういう、私自身が「面白い」と思う物を、私自身は作れないんだよ。頭が悪いから。事柄を時系列になぞっていくくらいしかできないんだよ。

頭が悪い、の一言で済ませてはいけないことなんやけどさ。
それでもやっぱり、「あ、だめなんだな」って思い知らされることが多数あって、やっぱ書けなくなっちゃってるんだよな。自分には才能がない。分かってたことやけどね。分かってたことやけど、それでも頑張れば形になるんじゃないかってずっと思ってた。でもやっぱ無理なのかも。私には無理なのかも。やだな。凡人になりたくない。何かを作り出して、自分の存在意義を確立したい。でもできない。私は凡人だから。

こうして自分でも何も作り出せなくなって、どんどんみんなの中から私の記憶が消えていって、現実世界でも不要な人間になっちゃったら、私はどうやって生きていけばいいんだろうね。最近はもう、本当にそれが怖い。それだけが怖い。私は他人の評価が無いと生きていけないよ。頑張って一人で生きていけるようになりたいとも思うけど、やっぱそれは寂しいなとも思うしね。でも凡人だから、一人で生きていけるようにならなきゃいけないんだよな。誰かに支えてもらえるのは、支えてもらうだけの価値がある人間だけだから。価値のねえ人間は、自分で這いつくばって人生を歩まねばならんのだ。

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