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第496回:私は何も欲しくない!!!(自己暗示)

最近、シフトを勝手に減らされてしまっていて困っている。出ていくお金は変わらないのに入ってくるお金が減ってヤバみ。ヤバみが深み。
ただでさえ困ってるのに、なんか気に入って愛用していた外付けのキーボードも使えなくなった。本体の電源は入るのに、パソコンと繋がらん。生意気に虹色に光りやがって。Rainbowに輝く前にBluetoothに繋がらんかい。

無職だった頃のことを思い出す。
お金が人生の全て、なんてことは全く思わないけど、でもある程度お金ってのは大事やなと思ったりする。ほんの少しお金に余裕があるだけで、人は優しくなれる。誰かと進んでご飯にも行こうとするし、プレゼントをしたいような気持ちにもなる。どこかに出かけたくもなる。自分が外側に広がっていくためには、ある程度お金が大切なんだなってことは、無職時代に痛いほど思い知った。

今、無職じゃないのにお金に困ってるのはなんで?  世の中の人たち、マジでどうやって生活してんの?  家賃払って食費払って水道光熱費払って通信費払ったら、もうほとんど残らなくない?  
みんな何を諦めてるんだろう。交際費?  趣味?  貯金?  何かを諦めないと生活ができなくない?  なんで働いてるのにお金が無いんだ!

とはいえ、だ。
あれも欲しいこれも欲しいと言いすぎんのもよくないんですよね。なぜなら、手に入っちゃうから。
なんか私、すぐに色んなものが「欲しい」って口から出る。それはある時には本心のこともあるし、ある時には雑談を盛り上げる延長線上で大袈裟に言ったこともある。
そうしたらさ、私は周りの方々に恵まれたようで。私がふと口にした「欲しい」物を、プレゼントしてくれる人がいたりするわけだ。
正直に言ってしまうけど、今使っているスマホもプレゼントしてもらったもの。恥ずかしいことに、バイクまでプレゼントしてもらった。全部違う人に。

その度にめちゃくちゃ後悔している。なんであの時、欲しいって言っちゃったんだろうなって。もちろん貰うのはすごい嬉しいし、ガチ金欠女からするとそれほどありがたいもんはない。
でも、時々虚しくなる。私、何一つ己で用意出来へんのかって。そんな簡単なものすら自分で買われへんのかって。周囲に甘え腐って生きてる自分が嫌いなのに、一生そこから抜け出せない将来が見えて怖くなる。
だからもう二度と「欲しい」って口に出さないぞ、と何度も心に決めているのに、雑談の合間にふと口から溢れ出てしまう。だってさ、「欲しい」って言葉、喋ってる相手の口から聞くの嬉しくない?  私は嬉しいと思っちゃうんだよな。自分が喋っている物を「私も欲しい」って言われたら、自分とおそろいでも構わないと思ってくれているんだ、とか、自分のおすすめトークが心に響いたんだ、とか思って嬉しくなる。
「欲しい」っていう言葉って、ネガティブな感情があまり無い気がする。もちろん嫉妬とか妬みの気持ちに繋がることはあるかもしれんけど、でももしネガティブな気持ちから生まれる「欲しい」だとしたら口に出さないと思うんよね。わざわざ口に出す「欲しい」って、結構ポジティブなんじゃないかと思うわけ。

自分が言われて嬉しい言葉だから、どんなに気をつけていても絶対にぽろっとこぼしてしまう。でもマジでそろそろ強請ってるみたいになってきてるから辞めたい。
私は何も欲しくない。欲しがりません、(自分一人で)立つまでは。

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