深夜の喜び大暴走と、慎ましき創作活動

昨日不思議なことが起こった。なんか知らんが急にフォロワーさんが5人ほど増えて、その上1件、日々のnoteの感想までいただいてしまった。

こういうことが起きると、やっぱ嬉しいのよ。なんか。あー、こんな私の文章も、もしかしたら面白いって思ってくれる人もおるんかなあって。ありがとうございます。

ほんで、こういうことが起きると決まって、調子に乗っちゃうのよ。私っちゅう人間は。すーぐ調子乗るのよ。
昨日なんか、私寝れんかったしな。なんか知らんけど。嬉しかったんやろうな。興奮状態にあったんかもしれん。

けど、ちょっと待てよと。調子に乗るなよ、と。確かに嬉しいだろうけど、お前まだそこまでじゃないぞ、と。ちゃんと一回自分の気持ちを落ち着かせるためにブレーキかけとかんとさ。マジで、「喜び」っていう感情って深夜に走っとる暴走族くらいえげつないスピードでどこまでも暴走しよるから。

何度も書いとると思うけど、文章書くの大好きなのよ。「文章」ってさ、評価されにくい傾向があるやんか。だって、日本語喋れる人やったら誰でも書けるもんやから。日本語喋れて、スマホか紙とペンがあったら誰でも簡単に書けるのが「文章」やから。だから世間の人たちは、その気になればいつでも誰でも小説やらエッセイやら面白い記事やらを書けると思っとる。し、ほんまに書けるんやと思う。世間の人たちがわざわざ時間取って書かへんだけで。だって私みたいなもんでも書けるんやからさ。マジで誰でも書けるわ、文章なんか。
でも、その「誰でも書ける」文章を、飽きもせずウン十年書き続けてるような変態もおるわけよ。まあ私のことやねんけど。何の芽も出ず、何の実績も無く、名前が売れてるわけでもないような人間が、ただひたすら文章を書き続けてるわけよ。
ハッキリ言って、褒められたいよ。心の底から褒められたいよ。でも結構世間から見たら、「たかが文章ごとき……」ってなもんよ。そんな世間やからさ。シナリオ三本書いて報酬800円とか、そんなもんなのよ。文章の価値って。この話はし始めたら長くなるから別の機会に。

そういうわけで、褒められたり「面白い」って言われたら嬉しくなっちゃうわけ。ほんで、急激に調子乗り出すわけ。
特に私は、特に深夜はほんまにそう。マジで危険なくらい大暴走。
「面白いって言うてくれた! もしかして私は面白いんやないか……? フォロワーさんが増えた! 日記にいいねが付いた! もしかして、私、面白いのでは!? いや~参っちゃうな、やっぱ私面白いのかもなあ! ちょっと小粋なジョークでもTwitterで飛ばしちゃおっかな。いや~、Twitterは伸びねえなあ! でもnoteは伸びとるな。やっぱ私ってば面白いのでは!? 困っちゃうな~、私ってばどんどん面白くなっちゃう。これはもうさ、なんかどっかの公募に応募出来ちゃったりするんでは!? なあ! これはもうさ、そういうことやないの!? ちょっと憧れのあのサイトのライターなんかに応募しちゃったりしてさ、あ、その時のネタはこんなんがええかな、そんでなんか急に有名になっちゃったりして!? ひえ~困っちまうな~! 顔バレしたらどないしよ~!」
……といった具合に。そらこんなこと考えとったら夜も眠れへんようになるわバカタレ。

一日たって昨日の自分を冷静に考えてみたら、もうアホかと。あきれ返っちまうね。な~にが「私面白いのでは!?」よ。調子に乗るな。図に乗るな。

確かに面白いと思ってくれる方もいるんやと思う。自分は面白くない! と思い込んでしまうのは、ほんまに面白いと思ってくれてる方々に(おるんやとしたら)失礼やなとは思うから。
ただ、たまたま私の日記を目にした人と、私の日記のチューニングがたまたま合っただけやから。な? 全ては偶然なのよ。
過信をするな!

こう言うておけば、しばらくは自分の身の程をわきまえて慎ましく創作活動が出来ると思う。
何より、「私、面白いのでは!? いや~やっべ~! どうも面白人間で~す!」っていう奴より、「いや、自分は自分の信じたもん書き続けてただけなんで」っていう奴の方がカッコよない? そういう人間の方が私、なりたい。

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