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第486回:テンションがあがった! おもしろさは 1 さがった!

ついこの間もらったばっかりだと記憶してたのに、仕事場に行ったらロッカーに給与明細の封筒が貼り付けてあった。「???」と思いながら帰宅して中身を確認したら、

なんと!!!
賞与の明細を見つけた!!!

レベルが1あがった!
テンションが6484771519499あがった!

これがあれですかい、かの有名な『冬のボーナス』ってやつですかい、旦那。私ァ初めて見ましたよ。いいもんですな、これァ。

今までブラック企業でしか働いたことがないもんで、ワイ氏歓喜です。もちろん他の人と比較すればそんな飛び抜けて大きな額というわけではないと思うけど、それにしたってボーナスは嬉しい。だって時給じゃないから。私が働いた分ではないお金じゃん。そんな嬉しいことってあるかよ。これって合法なんですか……?

社会人になって約6年。そのうち2年ほどはほとんど無職みたいなもんだし、そう思うと割と早い段階でホワイト企業を引き当てたもんやね。いつまでもここにいれるかどうかは分かりませんが。無能な私がとんでもねえことをしでかしてクビになる可能性は65%くらいある。

こうやって考えてみると、アレだな。
人間、ポジティブな気持ちの時って全然面白くないな。

基本私の脳みそは嫉妬・妬み・憎しみ・怒り・悲しみ・呪詛で構成されている。そういうのに支配されているときの文章ってのは、それはそれは面白い。
それはまあ当たり前と言えば当たり前なんだよな。怒りとか憎しみとかの強い感情は、「誰かにこの気持ちを分かって欲しい」という気持ちを掻き立てる。それに加えて、「自分がこんなろくでもない気持ちになっているのにはちゃんとした理由がある」と弁明したくなる。だからこそ、相手に分かってもらえる言葉を選ぶために、心の一番奥の、自分の持てる語彙力を全部つぎ込んで文章を作ろうとする。
そうなると自ずと、文章は面白くなる。

でもどうだい、ポジティブな気持ちの時は、そこまで強い感情にならない。自分を正当化する必要も無いし、別に自分の気持ちを全部他人に分かってもらわなくても構わない。そういう気持ちの時、文章はなんだかぬ〜るいものになる。今日の私の日記なんか顕著ですね。
伝えたいという気持ちがなければ、心の底から文字を引っ張りだそうという気も起きない。

だからやっぱり、「病んでいる人」の書く文章の方が面白いのは事実だと思うんだよなぁ。そう思うといつまで経っても元気になるのが怖い。まあ病んでるときの私がめちゃくちゃ面白いかと言われたらそうでもないですが。才をくれ、才を。しばゆーは己のことを「凡と呼べ」と言ってたけど、私は全然“才”と呼んでほしいもんね。自分を正しく評価できていない人ほど、自分を過大評価してもらいたがるね。

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