あなたの性癖はどこから?

「蓼食う本の虫」様に記事が掲載されています。

「怪盗クイーンはサーカスがお好き」のブックレビューです。読んでくれ~!

小学生の頃、「本が好きです」ってほうぼうで言いまくってたら、紙袋いっぱいの本をいただいたことがあった。その時に入ってたのが、「青い鳥文庫」。もちろん「怪盗クイーン」シリーズもその時に知った。「怪盗クイーン」についてはね、前述の記事を読んでみてください。

「怪盗クイーン」以外に入ってたのが、「パスワード」シリーズ。これもめちゃくちゃハマったな。これも読み返したいと思いつつ、読み返せてないな。確か、5人組くらいの少年探偵団の話だったはず。謎解きが面白かったのと、その少年探偵団を束ねてる先生みたいな人が、やたらと色気のあるお姉さまだったのを覚えてる。その先生、「レイ」だったっけ? 彼女のことがめちゃくちゃ好きで、登場するたびに嬉しかった記憶がある。

あとはアレだね、「探偵 夢水清志郎」シリーズ。「怪盗クイーン」って、この作品のスピンオフみたいな作品なんだったっけ。
夢水清志郎っていう、ぐうたらで不健康でひょろひょろで駄目なおじさんがいるんだけど、その人がすごい頭のキレる探偵なんよね。もしかして、私がダメンズとかおじさんとか頭のいい人が好きなのって、夢水清志郎からきてるんかな。だとしたらなんかすごく……やだな。知ってる人やったら分かると思うけど、夢水清志郎、確かに可愛くて面白くていい意味で馬鹿で魅力的なキャラクターではあるけど、絶対身近にいてほしくはない存在だと思うんよね。そんなキャラクターが性癖の源だなんて……信じへんからな、私は。絶対に信じへんからな。

自分の性癖を歪めたキャラクターってみんなあると思うんやけど、みんなは何で歪んだの? みんなの性癖が歪んでる前提で話してるけども。みんな歪んでるでしょ? 性癖なんか歪むもんでしょ、生きてたら。恥ずかしがらなくていいよ。ここではみ~んな平等、全て曝け出していいんだからね。
私が性癖を狂わされたのは、確実にブラックジャックだと思う。クールで冷静で容赦ない、でもやる時はやるし可愛いところもある。過去に大きな闇を抱えている。そういうキャラクターしか好きになれなくなったのは、確実にブラックジャック先生のせい。普段クールぶってる人が焦る姿とか、苦しむ姿にニコニコしちゃうのは、確実にブラックジャック先生のせい。この病は神の手を持つ医者でも治せないぜ……

何となく、「性癖は歪んでいればいるほど面白い」みたいな風潮があるわな。ただ、私は「歪んでない方がいい」と思う。絶対にその方がいいよ。歪んでたら面白いけど、日常生活では本当に要らない要素やからな。今、性癖が歪んでいない人はどうかそのまま生きていってほしいと思う。既に歪んでいる人はもう手遅れです。一緒に修羅の道を歩もう。

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