前書きのようなもの

明日からまた数日間かけて、以前書いた小説をこちらに移動する作業をしようと思う。「小説家になろう」のサイトで上げてたやつで、「なろう小説」とは全く違うジャンルやのに意外とたくさんの方に読んでもらえた「銀の糸」という小説。投稿情報を見ると、どうやら2018年に書いてた小説らしい。今が2022年やから、4年前? もうそんな経ってんの? ビビるんやけど。そらもう、個人的に思い入れはめちゃくちゃありますわな。

この小説を書いた頃の私は、病み始めではあったもののまだ将来に希望を抱いていて、「生きる意味は別になんだっていい」というテーマを掲げていたと記憶してる。このテーマは私が常々思っていること、というよりかは、どちらかというと「自分自身がそう思えたらいいよね~」みたいな気持ちでつけたテーマだったように思う。それに、自分の大好きな「ヒモ男」を足して出来上がった、性癖の詰め合わせみたいな作品。書いてて楽しかったな~、これ。書いてる間は、自分の大好きなヒモ男のことしか考えなくてよかったもんな。そんな幸せな時間は無いよ、マジで。こういうヒモ男を私は飼いたかったんだ。口が悪くて意図が掴めなくて金に無頓着で、闇を抱えていて、こちらには目もくれないほど一途な、そういうヒモ男が。

自分の「好き」を詰め込もうとすると、「書きたいもの」が一切ブレなくて一貫したテーマに沿って書いているような感じになるのいいよね。そういう点では、この小説が一番上手くいったと思う。もちろん4年前の小説やから、ツッコミどころは満載やし矛盾点も探せばキリないくらい出てくると思うけど、私的にはすごい好きな作品なんよね。

長々と自分語りをしてしまったけど、要するにまた明日からしばらく小説が連続して上がりますよってことです。noteで小説があまり読まれないのも知ってるけど、そんなことどうでもいいんですわ、こちとら。気が向いたら読んでみてほしいやで。

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