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EV

渡米を決心してすぐに車社会での生活必需品の検討を始める必要がありました。子供たちの学校、普段の買い物、週末の外出から通勤のためのバス停までの往復、車の無い生活は不可能な場所に住むことにしたので、現地であれこれ迷うよりはある程度絞っておいた方が得策だと思いました。
今回カリフォルニア州に住むにあたって電気自動車(EV)に乗ることにしました。Bay AreaはほとんどTeslaしか走ってないよと聞いていたので、敷居は低そうでした。

折しも世界的パンデミックの影響によるパーツ供給不足で新車生産が大幅に減った影響とガソリン高騰が重なり、EVの中古車価格が上がっている真っ最中だったので、狙っていた車種は軒並み1年〜2年待ち。それでも今の生活と、EVがどう絡むのか体感したかったので思い切って古いEV (Volkswagen e-Golf) を購入。

Volkswagen e-Golf - 小さな車だった

この古いEVで学んだこと。
1. Range Anxiety (走行距離の不安)は本当。必要以上に次の充電スポットまで持つかどうかが常に頭から離れない。
2. 暑いよりも寒いのが苦手。涼しいと燃費が良くなるガソリン車と真逆。内燃機関の車と違って熱を発生しないから寒い時の方が電気をよく使う。更にリチウムイオン電池の特性で外気温が低いと更に電池のパフォーマンスが落ちる - 雪山でスマホの電池の減りが早いのと同様。
3. ゴーカートと一緒。減速の力を利用して電池を充電しようとする回生ブレーキがあるのでアクセルの開度だけでほぼスピードをコントロールできる。
4. 充電は時間がかかる。e-Golfだと一回の充電で最低30分(急速)から2時間(通常)。アパートに充電設備が無い我が家は外出前、外出中の充電場所や時間も考慮する必要が。

10ヶ月後、待っていた車がようやく届いて、不便なく使える距離走れるようになりました。それでも充電満タンで通常のガソリン車の半分程度の距離なんだけど、静かにでもパワフルに走るEVが乗りやすく感じられるようになりました。

Audi Q4 e-tron


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