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取材現場の空気をお裾分け

こんにちは。mazecoze研究所のひらばるです。

このnoteは、maze研研究員の福留千晴さんから、「ここでしか読めない、ひらばる編集長のひとりごと、ありますよね? それが読みたい。ひらばるさんが主語で、なんでも書いみてください」と後押ししてもらってできました。

2015年にmazecoze研究所はスタート。
ダイバーシティなカルチャーマガジンとして、「あなただけの自由を後押しする」知恵や視点を集めて発信し、記事数も200を超えました。

多様な情報を集めて、取材して、発信することを繰り返してきました。その間、運営体制が変わったり、研究員が増えたり減ったり、学んだこと、気づいたこと、変わったことや変わらなかったこと、やまほどあります。

最近、この活動は、自分のライフワークで、ダイバーシティって何? というのを探究するゴールのない冒険みたいなものだなぁと、しみじみ感じています。


でも、たしかに、福留さんがいうように、私の主語で自分の考えていることを語るということはあまりしてこなかったかもしれません。
役に立つような情報はあんまりないと思うのですが、mazecoze研究所を運営する中で考えていること、やってきたこと、大事にしていること、夢中になっていることなど、ぽろぽろと書いてみます。

今日は、いま一番ドキドキしている、「取材に同行できる体験を販売する」という企画について。

ひとことで言うと、mazecoze研究所の取材にオンラインで同行(参加)してみませんか?というものです。ずっとやりたかったんです。

こちらで取材があるときたまに、チケットを販売しています。

なぜ、これをしたかったかというと、これまで取材をしてきた中で、ぐるぐる目が回るような、いろんな常識、感覚を揺さぶられるような体験をしてきて、その場を誰かと共有できたらいいなぁーとずっと思ってきたからです。

実際私は、気軽に仲間を取材に誘います。
このテーマは○○さん興味ありそうだなと思うと、声をかけてみて、行きたい! と返事をくれたら、一緒に。もちろん取材先の方の許可を取ってからですし、リアルの場なので人数も1人とかに限られるのですが。

そうするとやっぱりみんな、取材が終わったときに「すごかった! 今日は行けてよかった!」と目がキラキラ輝いているんですね。でしょー!!ってなります。そこから新たな仕事や活動につながったという、うれしい連絡もあったり。

取材は、お話を聞かせていただく方が積み上げてきた知恵や工夫や努力や挫折も含めた人生そのものを凝縮して教えていただくとても贅沢な時間です。

取材の場の緊張感、臨場感は、何回経験しても慣れることが全然なくて、私は毎回、取材前日は眠れないほど緊張しますし、直前はオェってなっています。終わった後も、帰宅後は起き上がれないくらい憔悴してしまうのですけど(笑)
でもいつも「聞けてよかったーーーー」となって、また取材に行きたいってなるんです。

私にとっては、取材そのものが一大イベントで、「最高に心動かされるこの体験を、自分だけで味わうのはもったいない」といつも思ってきました。

いまこの状況の中、多くの取材をオンラインで実施するようになって。
リアルとの違いを実感しながらも、「オンラインでなら、オンラインだからこそ、ずっとやりたかった取材の場の感動を共有することができるかもしれない!」と。

そして、やってみることにしました。いろいろな取材の際に(取材相手の方がOKと言ってくださって環境が整う場合)取材同行体験の機会を作っていきたいと思います。

その価値を買ってもらうことで、mazecoze研究所と、ここに関わってくれる方々のサステナブルな運営にもつながっていくといいなぁとも。
全国どこにいても参加できるオンライン取材同行、おもしろがってくれる人がいるといいのですが!

いただいたサポートは、mazecoze研究所の取材、制作、コラムニストへの謝礼に使わせていただきます。