2024年東北の旅16日目最終日〜旅の終わりと始まり〜
おはようございます。4時起床。
キャンプサイトから日の出を見た。
いい日の出だ。今日は徐々に天気は下り坂と聞いたが、テント撤収までは大丈夫そうだ。
今日で旅も最終日である。
今日は朝ランも朝風呂もしないので、朝ごはんを食べて、改めて公園内を散歩する。
公園内には弥生時代の遺跡がある。
再び展望台にも登ってみた。
相変わらずの絶景。
三陸の方はリアス海岸なので、開けた太平洋を見るのはここに来るまでなかったかもしれない。
改めて、海は広いな大きいな、である。
さて、テントサイトに戻ってサクサク撤収。あっという間に撤収完了。
今日はある場所に行くことを目的としている。その場所に行くために、旅を日曜日まで延ばしたくらいである。
富岡町にある東京電力廃炉資料館である。
昨年に一度立ち寄った場所。その時はツアー方式で1時間だけだったので、全部の展示を見切れなかった。
先月から日曜限定でフリー見学可能というのを知って今回再訪したのである。
最初にシアターを観ることをおすすめされたので見に行く。
建物は2階と1階で展示テーマが分かれており、2階が原発事故について、1階が現在進められている廃炉についての展示をしている。
シアターで映像を見た後は、まずは2階を見てまわった。
原子力発電の基礎についても展示があったり、3.11の地震発生後を時間経過とともに詳しく説明されていた。
次に1階に降りて廃炉についての展示を見る。
廃炉に向けては核燃料の取り出しと、溶けて格納容器の底に溜まっているデブリを取り出しが必要。格納容器内は今も高い放射線量になっているので、ロボットを使って作業を行っているようだ。
今も1日平均4000人を超える人たちが福島第一原発で作業を行っている。
廃炉資料館の展示は、映像を使った展示が多く、しかもとても丁寧に作られている。
いくつか映像を飛ばしながらも、約3時間じっくりまわることができた。
フリー見学だったが、係の人も多く配置されており、質問があればいつでも答えてくれる。
事前に報道番組などで予習もしてきたが、改めて今の福島第一原発の状況について知ることができた。
廃炉までは何十年という時間がかかる。ここまで見てきた福島の海沿いの街の状況もまだまだ復興途中のように見える。ここから数年経つと街はどうなっているだろうか。
またこの地を訪れ、街を見てみたい。そう思った。
さて、本日のメイン訪問地を後にして、家に向けて南下していく。
途中、道の駅よつくら港に立ち寄り。ここでランチタイム。海が近いので海鮮と思いきや、豆腐一丁乗ったお蕎麦!すごい見た目!詳細は私のRetty投稿にて。
さて、お腹も満たされ、最後にスーパーに立ち寄り。ここでは旅の食材を買うのではない。明日からの日常の買い出しである。だんだん旅の終わりが現実を帯びてきた。
買い物を終え、常磐道に乗る。ここからは帰るのみである。
一気に県をまたいでいく。
東京に向かうにつれて、どんどん車も増え、家も増えてくる。
そして、見渡す限りの建物。関東平野に広がる大きな街。
旅が終わるのは淋しい気持ちもあるが、家に帰る嬉しさもある。
家に帰ってきた。空を見上げると曇り空に何本もの電線が走っている。そんな空を見上げながら、あぁ帰ってきたんだなと感じた。
この旅ではキャンプやホテル泊をしながら、約2週間、東北の海沿いの街を巡ってきた。
時間をかけてまわってきた分、今での旅で気づかなかったことにも目を向けることができた。
この旅の振り返りはまた別でnoteに書こうと思うが、今旅を終えて思ったことは、、
「楽しかった」
その一言につきる。本当に楽しかった。知らないを知る。人とのふれあい。おいしい食べ物。
そのすべてが、私の血となり肉となる。
明日からは日常が始まるが、この旅の経験は私の一部になって生き続けていく。
2024年東北の旅、これにて終了。
また来年も行きます、東北。
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